useractionコマンド

useractionキーワードを指定してコマンドを使用し、ユーザー・アクションを追加、削除および変更します。

rhpctl add useraction

ユーザー・アクションおよびそれに関連付けられたスクリプトおよびアクション・ファイルを構成します。

構文

rhpctl add useraction -useraction user_action_name -actionscript script_name
  [-actionfile file_name] [-pre | -post | -eval] [-optype option] [-phase operation_phase]
  [-onerror {ABORT | CONTINUE}] [-runscope {ONENODE | ALLNODES | AUTO | FIRSTNODEONRHPS | LASTNODEONRHPS | ALLNODESONRHPS}]
  [-runasroot] [-runninginstance]

パラメータ

表A-76 rhpctl add useractionコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-useraction user_action_name

追加するユーザー・アクションの名前を指定します。

-actionscript script_name

実行する特定のアクションをユーザー・アクションと関連付けます。

-actionfile file_name

必要に応じて、ユーザー・アクションに必要なアクション・ファイルを指定できます。

-pre | -post | -eval

操作の前にユーザー・アクションを実行するには-pre、操作後にユーザー・アクションを実行するには-post、または評価中にユーザー・アクションを実行するには-evalを使用します。

-optype option

必要に応じて、ユーザー・アクションを構成する操作を指定できます。オプションは次のとおりです。

  • IMPORT_IMAGE
  • ADD_WORKINGCOPY
  • DELETE_WORKINGCOPY
  • ADD_DATABASE
  • DELETE_DATABASE
  • MOVE_DATABASE
  • ADD_PDB_DATABASE
  • DELETE_PDB_DATABASE
  • MOVE_GIHOME
  • UPGRADE_DATABASE
  • UPGRADE_GIHOME
  • ADDNODE_GIHOME
  • DELETENODE_GIHOME
  • ADDNODE_DATABASE
  • DELETENODE_DATABASE
  • ADDNODE_WORKINGCOPY
  • ZDTUPGRADE_DATABASE
  • ZDTUPGRADE_DATABASE_SNAPDB
  • ZDTUPGRADE_DATABASE_DBUA
  • ZDTUPGRADE_DATABASE_SWITCHBACK
  • MIGRATE_DATABASE
  • UPDATE_EXADATA
-phase

ユーザー処理が構成されている操作のフェーズを指定します。

-onerror {ABORT | CONTINUE}

必要に応じて、操作の実行中にユーザー・アクションでエラーが発生した場合に操作を停止するか、続行するかを選択できます。

-runscope {ONENODE | ALLNODES | AUTO | FIRSTNODEONRHPS | LASTNODEONRHPS | ALLNODESONRHPS}

必要に応じて、ユーザー・アクションを実行するノードを指定できます。パッチがデータベースに適用されたノード上の各データベースに対してユーザー・アクションを実行するには、ONENODEを選択します。すべてのクラスタ・ノード上の各データベースに対してユーザー・アクションを実行するには、ALLNODESを選択します。他のコマンド・オプションに基づいて実行範囲を決定する場合は、AUTOを選択します。

操作が最初のノード、最後のノードまたはすべてのノードで実行されたときにFPPSでユーザー・アクション・スクリプトを実行するには、FIRSTNODEONRHPSLASTNODEONRHPSまたはALLNODESONRHPSを指定します。

-runasroot

rhpctl add useractionコマンドをrootユーザーとして実行します。

-runninginstance

このパラメータは、実行中のデータベース・インスタンスがあるノードでのみユーザー・アクションを実行する場合に指定します。このパラメータは、MOVE_DATABASEMOVE_GIHOMEおよびUPGRADE_DATABASE操作タイプでのみ使用できます。

rhpctl delete useraction

既存のユーザー・アクション構成を削除します。

構文

rhpctl delete useraction -useraction user_action_name

使用上のノート

削除するユーザー・アクションの名前を指定します。

rhpctl modify useraction

指定したユーザー・アクション名の構成を変更します。

構文

rhpctl modify useraction -useraction user_action_name [-actionscript script_name]
  [-actionfile file_name] [-pre | -post | -eval] [-optype option] [-onerror {ABORT | CONTINUE}] 
  [-runscope {ONENODE | ALLNODES | AUTO | FIRSTNODEONRHPS | LASTNODEONRHPS | ALLNODESONRHPS}] [-runninginstance]

パラメータ

表A-77 rhpctl modify useractionコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-useraction user_action_name

変更するユーザー・アクションの名前を指定します。

-actionscript script_name

必要に応じて、実行するアクション・スクリプトを指定できます。

-pre | -post | -eval

操作の前にユーザー・アクションを実行するには-pre、操作後にユーザー・アクションを実行するには-post、または評価中にユーザー・アクションを実行するには-evalを使用します。

-optype option

必要に応じて、ユーザー・アクションを構成する操作を指定できます。オプションは次のとおりです。

  • IMPORT_IMAGE
  • ADD_WORKINGCOPY
  • DELETE_WORKINGCOPY
  • ADD_DATABASE
  • DELETE_DATABASE
  • MOVE_DATABASE
  • ADD_PDB_DATABASE
  • DELETE_PDB_DATABASE
  • MOVE_GIHOME
  • UPGRADE_DATABASE
  • UPGRADE_GIHOME
  • ADDNODE_GIHOME
  • DELETENODE_GIHOME
  • ADDNODE_DATABASE
  • DELETENODE_DATABASE
  • ADDNODE_WORKINGCOPY
  • ZDTUPGRADE_DATABASE
  • ZDTUPGRADE_DATABASE_SNAPDB
  • ZDTUPGRADE_DATABASE_DBUA
  • ZDTUPGRADE_DATABASE_SWITCHBACK
  • MIGRATE_DATABASE
  • UPDATE_EXADATA
-onerror {ABORT | CONTINUE}

必要に応じて、操作の実行中にユーザー・アクションでエラーが発生した場合に操作を停止するか、続行するかを選択できます。

-runscope {ONENODE | ALLNODES | AUTO | FIRSTNODEONRHPS | LASTNODEONRHPS | ALLNODESONRHPS}

必要に応じて、ユーザー・アクションを実行するノードを指定できます。必要に応じて、ユーザー・アクションを実行するノードを指定できます。パッチがデータベースに適用されたノード上の各データベースに対してユーザー・アクションを実行するには、ONENODEを選択します。すべてのクラスタ・ノード上の各データベースに対してユーザー・アクションを実行するには、ALLNODESを選択します。他のコマンド・オプションに基づいて実行範囲を決定する場合は、AUTOを選択します。

操作が最初のノード、最後のノードまたはすべてのノードで実行されたときにFPPSでユーザー・アクション・スクリプトを実行するには、FIRSTNODEONRHPSLASTNODEONRHPSまたはALLNODESONRHPSを指定します。

-runninginstance

このパラメータは、実行中のデータベース・インスタンスがあるノードでのみユーザー・アクションを実行する場合に指定します。このパラメータは、MOVE_DATABASEMOVE_GIHOMEおよびUPGRADE_DATABASE操作タイプでのみ使用できます。

rhpctl query useraction

ユーザー・アクションの構成を表示します。

構文

rhpctl query useraction [-useraction user_action_name | -imagetype image_type]
  [-optype option]

パラメータ

表A-78 rhpctl query useractionコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-useraction user_action_name

問い合せるユーザー・アクションの名前を指定します。

-imagetype image_type

ソフトウェア・タイプを指定します。Oracleデータベース・ソフトウェアの場合はORACLEDBSOFTWARE (デフォルト)、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアの場合はORACLEGISOFTWARE、Oracle GoldenGateソフトウェアの場合はORACLEGGSOFTWARE、エンジニアド・システム(Oracle Data Appliance)の場合はODAPATCHSOFTWARE、Oracle Exadataソフトウェアの場合はEXAPATCHSOFTWARE、または他のすべてのソフトウェアの場合はSOFTWAREを使用します。カスタム・イメージ・タイプの場合、イメージ・タイプ名を使用します。

-optype option

必要に応じて、問合せを実行する操作を指定できます。オプションは次のとおりです。

  • IMPORT_IMAGE
  • ADD_WORKINGCOPY
  • DELETE_WORKINGCOPY
  • ADD_DATABASE
  • DELETE_DATABASE
  • MOVE_DATABASE
  • ADD_PDB_DATABASE
  • DELETE_PDB_DATABASE
  • MOVE_GIHOME
  • UPGRADE_DATABASE
  • UPGRADE_GIHOME
  • ADDNODE_GIHOME
  • DELETENODE_GIHOME
  • ADDNODE_DATABASE
  • DELETENODE_DATABASE
  • ADDNODE_WORKINGCOPY
  • ZDTUPGRADE_DATABASE
  • ZDTUPGRADE_DATABASE_SNAPDB
  • ZDTUPGRADE_DATABASE_DBUA
  • ZDTUPGRADE_DATABASE_SWITCHBACK
  • MIGRATE_DATABASE
  • UPDATE_EXADATA