ゴールド・イメージのアーカイブおよびアーカイブ解除

Oracle Grid Infrastructure 23ai以降では、ゴールド・イメージを削除せずにアーカイブしてディスク領域を節約し、ゴールド・イメージを再度使用する必要がある場合はアーカイブ解除できます。

Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseにパッチを適用するには、新しいゴールド・イメージを作成する必要があります。このイメージは、Oracle Fleet Patching and Provisioning (Oracle FPP)サーバーで多くのディスク領域を占有します。ゴールド・イメージを後で参照する必要がある場合があるため、ディスク領域を解放するためにこれらのゴールド・イメージを削除できないことがあります。アーカイブ機能を使用すると、ディスク領域を節約でき、再度使用する必要がある場合にアーカイブ解除できます。

ゴールド・イメージをzip形式でアーカイブおよび格納できるのは、これらのゴールド・イメージの作業用コピーがない場合のみです。さらに、アーカイブされたイメージを使用して作業用コピーを作成することはできません。ゴールド・イメージがアーカイブされると、その状態はARCHIVEDに更新されます。

  • フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーにゴールド・イメージをアーカイブするには:
    $ rhpctl archive image -image image_name
    
  • フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーのゴールド・イメージをアーカイブ解除するには:
    $ rhpctl unarchive image -image image_name