Oracleデータベースの作成

作業用コピーでOracle Databaseを作成します。

Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーでは、Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバー自体、Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアントまたはrhpclientのないターゲットにある作業用コピーにデータベースを追加できます。Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアントは、Oracle Fleet Patching and Provisioningクライアント自体で実行されている作業用コピーにデータベースを作成できます。

  • ゴールド・イメージの作業用コピーを作成し、その作業用コピーをrhpclientのないターゲットにプロビジョニングしたら、次のコマンド例のように(wc_db122_1という作業用コピーにdb12201というOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースを作成します)、rhpctl add databaseコマンドを使用して、作業用コピーにOracle Databaseを作成できます。
    $ rhpctl add database –workingcopy wc_db122_1 –dbname db12201 -node client_007_node1,client_007_node2 -dbtype RAC -datafileDestination DATA007_DG
前述の例では、クライアント・クラスタの2つのノードに、管理者管理Oracle RACデータベースが作成されます。データ・ファイルの宛先は、コマンドの実行前に作成したOracle ASMディスク・グループです。さらに、Oracle RAC One Nodeと非クラスタ化データベースを作成できます。

ノート:

Oracle Fleet Patching and Provisioningを使用してデータベースを作成する場合、データベースのSYSとSYSTEMの両方のスキーマにランダムなパスワードが使用され、ユーザーはこれらのパスワードを取得できません。DBAまたはオペレータのロールを持つユーザーは、実行中のノードのデータベースにローカルに接続して、パスワードをこれら2つのアカウントにリセットする必要があります。