2 GeoRasterのデータ型および関連構造
GeoRasterのオブジェクト・リレーショナル実装は、データおよびシステム・データを格納するための一連のオブジェクト・データ型で構成されます。
イメージまたはグリッド・ラスター・データはそれぞれSDO_GEORASTER型の列に格納され、そのラスター・データ内のブロックはSDO_RASTER型のラスター・データ表に格納されます(「GeoRasterの物理記憶域」を参照)。この章の内容は次のとおりです。
- SDO_GEORASTERオブジェクト型
GeoRasterオブジェクト・リレーショナル・モデルでは、ラスター・イメージまたはグリッド・オブジェクトが、ユーザーが定義した表のSDO_GEORASTERオブジェクト型の1列に、1行で格納されます。1つ以上のSDO_GEORASTER型の列が含まれる表は、GeoRaster表と呼ばれます。 - SDO_RASTERオブジェクト型およびラスター・データ表
GeoRasterオブジェクト・リレーショナル・モデルでは、ラスター・データ表(RDT)を使用して、ラスター・イメージ内のすべてのセル・データが格納されます。 - 他のGeoRasterの型
GeoRasterでは、他のデータ型も提供します。 - GeoRasterシステム・データ・ビュー(xxx_SDO_GEOR_SYSDATA)
GeoRasterは、システム・データ表(SYSDATA表)を使用して、GeoRaster表とそれに関連するラスター・データ表の間の関係を保持します。 - GeoRasterのXMLスキーマ
GeoRasterでは、GeoRasterメタデータを格納および管理するためにXMLスキーマを定義します。