1.7 リサンプリングおよび内挿

イメージおよびラスターの様々な変換と操作には、ピクセルまたはセルのリサンプリングと内挿が伴います。

GeoRasterでは、次の標準的なリサンプリング・メソッドと内挿方法がサポートされます。

  • Nearest neighbor (NN)

  • 周囲の4つのセルを使用する共1次内挿法(BILINEAR)

  • 周囲の9つのセルを使用する共2次内挿法(BIQUADRATIC)

  • 周囲の16個のセルを使用する3次畳込み内挿法(CUBIC)

  • 周囲の4つのセルを使用する平均法(AVERAGE4)

  • 周囲の16のセルを使用する平均法(AVERAGE16)

  • OTHER

これらのリサンプリング・タイプのキーワードは、GeoRaster XMLメタデータ・スキーマのresamplingType要素定義で定義されています(「GeoRasterメタデータのXMLスキーマ」を参照)。OTHER以外のキーワードは、次のような複数のサブプログラムで使用できます。

リサンプリング・タイプのOTHERは、GeoRasterオブジェクトのピラミッドがファイルなどの外部ソースから生成またはインポートされる場合に、不明な(または外部の)リサンプリング・タイプを示すためにのみ使用されます。

ラスター・データでは、空間全体で連続的に変化する現実の現象が処理されます。このデータは、通常、グリッド内挿(セル間またはセル内の空間位置に値を内挿する方法)に関連付けられます。GeoRasterでは、SDO_GEOR.evaluateDoubleがグリッド内挿ファンクションです。これは、内挿方法としてリサンプリングのキーワードと同じキーワードを使用します。