A.4 領域スタイル

領域スタイルは、領域地物の塗りつぶしに使用されるパターンを定義します。

現行リリースでは、領域スタイルは画像ベースである必要があります。つまり、領域スタイルをジオメトリに適用する場合、ジオメトリが完全に塗りつぶされるまで、スタイルを定義する画像が繰り返し表示されます。

領域スタイルの定義は、画像マーカー・スタイルの定義(「画像マーカー・スタイル」を参照)に似ています。

次の例では、領域スタイルを定義しています。

<?xml version="1.0" standalone="yes"?>
<svg width="1in" height="1in">
   <g class="area"  style="stroke:#000000">
      <image/>
   </g>
</svg>

この例では、class="area"により、スタイルが領域スタイルとして識別されます。ストロークの色(style="stroke:#000000")は、ジオメトリの境界を描画する際に使用される色です。ストロークの色が定義されていない場合、ジオメトリの境界は表示されませんが、内側はパターン画像で塗りつぶされます。

領域スタイルには、境界として使用する線スタイルも指定できます。次の領域スタイル定義では、line-styleキーワード(例では太字で表示)を使用して、地物の境界に使用される線スタイルを指定しています。

<?xml version="1.0" standalone="yes"?>
<svg width="1in" height="1in">
  <g class="area" style="line-style:L.DPH">
    <image x="0" y="0" width="9999" height="9999" type="gif" href="dummy.gif"/>
  </g>
</svg>

画像マーカー・スタイルと同様に、領域スタイルの画像は、独立した列に格納される必要があります(「xxx_SDO_STYLESビュー」で説明するUSER_SDO_STYLESおよびALL_SDO_STYLESメタデータ・ビューのIMAGE列で識別されます)。