3 マップ・ビジュアライゼーション・サーバー
マップ・ビジュアライゼーション・コンポーネントは、Java Enterprise Editionパッケージのセットとして、マッピング・サービスを提供するためのサーバーの集合を含みます。
これらのサービスには、マップ・サーバー、マップ・データ・サーバー、マップ・タイル・サーバー、ベクター・タイル・サーバー、WMSサーバー(マップ・ビジュアライゼーション・コンポーネントでのOGC WMSサポートを参照)、WMTSサーバー(マップ・ビジュアライゼーション・コンポーネントでのOGC WMTSサポートを参照)などがあります。Oracle Mapsアプリケーションの開発時には、Oracle Maps APIとマップ・ビジュアライゼーション・コンポーネント・サーバーによって、必要とされるサービスが識別され、適切なサーバーに向けてマップ・サービス・リクエストが発行されます。通常、マップ・アプリケーションで明示的にサービス・リクエストを送信する必要はありません。ただし、この章で説明するマップ・ビジュアライゼーション・コンポーネント・サーバーの詳しい知識があると、アプリケーションのデバッグや最適化が必要になったときに役立ちます。
- マップ・ビジュアライゼーション・コンポーネント・マップ・データ・サーバー
マップ・ビジュアライゼーション・コンポーネント・マップ・データ・サーバーは、データベース・サーバーからクライアントへのライブ・データのストリーミング・サービスを提供します。 - マップ・タイル・サーバー
マップ・タイル・サーバーは、事前に生成される固定サイズのマップ画像タイルをフェッチ、キャッシュおよび提供するマップ画像キャッシング・エンジンです。 - ベクター・タイル・サーバー
ベクター・タイル・サーバーは、事前生成されたベクター・タイルをフェッチ、キャッシュおよび提供するベクター・タイル・キャッシュ・エンジンです。