5.1 Oracle Map Builderの実行
Oracle Map Builderは、JARファイル(mapbuilder.jar
)として出荷されています。
Java Development Kit (J2SE SDK) 1.5以上の環境で、スタンドアロンのJavaアプリケーションとして、次のように実行できます。
% java –jar mapbuilder.jar [Options]
オプションは次のとおりです:
-cache
<cache_size>
では、メモリー内ジオメトリ・キャッシュのサイズを指定します。例: -cache 64M
-config
<config-file>
では、Map Builderの構成およびプリファレンス情報が含まれるファイルの位置を指定します。このオプションを指定しないと、Map Builderはユーザーのホーム・ディレクトリ内でoasmapbuilder.xmlという名前のファイルを探します。構成およびプリファレンス・ファイルの詳細は、「マップ・ビジュアライゼーション・コンポーネントの構成」を参照してください。
-connect
によって、Map Builderの起動時に、oasmapbuilder.xml
プリファレンス・ファイルまたは-config
オプションで指定されたすべてのデータソースの接続が登録され、最初に利用可能なデータソースに自動的に接続します。このオプションによって、アプリケーションの起動に必要な時間が長くなります。このオプションが定義されていない場合、起動は速くなりますが、「ファイル」メニューまたはアイコンを使用して希望する任意のデータソースに接続する必要があります(「Oracle Map Builderのユーザー・インタフェース」を参照してください)。
-help
を指定すると、利用可能なオプションに関する情報が表示されます。
5.1.1 GDALおよびTeradataでテーマを作成するためのJavaライブラリ
GDAL-OGR (バージョン1.8以降)またはTeradata (バージョン13以降)でMap Builderを使用してテーマを作成するには、それぞれのクラス・パス上のjarファイル、GDAL-OGR (gdal.jar
)またはTeradata (terajdbc4.jar
およびtdgssconfig.jar
)を使用してMap Builderを起動する必要があります。これらのJavaライブラリは、システムにインストールされたGDALやTeradataのWebサイトにあります。(GDALについては、GDALのWebサイトを参照してください。)
次の例のコマンドは、クラス・パスの別のライブラリでMap Builderを起動します。
Windows: java -Xmx512M -cp .\mapbuilder.jar;.\gdal.jar;.\terajdbc4.jar;.\tdgssconfig.jar oracle.mapviewer.builder.MapBuilder
Linux: java -Xmx512M -cp ./mapbuilder.jar:./gdal.jar:./terajdbc4.jar:./tdgssconfig.jar oracle.mapviewer.builder.MapBuilder
親トピック: Oracle Map Builderの実行