gridSetup.shコマンド

gridSetup.shコマンドには、コマンド・オプションを指定せずに使用できる様々なフラグが用意されています。オプションを指定しない場合、gridSetup.shはOracle Grid Infrastructureインストーラを起動します。

構文

gridSetup.sh [-silent [-ignorePrereqFailure]] [-responseFile responsefilename] [-executePrereqs] [-executeConfigTools [-skipStackCheck]] 
[-debug] [-applyOneOffs list_of_patch_directory_locations] [-nApplyOneOffs directory_containing_multiple_patches] 
[-executeRootScript -configMethod <ROOT | SUDO> [-sudoPath sudo_binary_path] [-sudoUserName sudo_user_name]]]

パラメータ

表A-1 gridSetup.shフラグのパラメータ

パラメータ 必須 説明
-silent いいえ

インストーラをサイレント・モードで実行します。入力のレスポンス・ファイル・パスまたはコマンドライン変数値のペアのリストを指定できます。

-ignorePrereqFailure いいえ

このオプションは、前提条件チェックのすべての失敗を無視する場合に指定します。

-responseFile responsefilename いいえ

インストール・オプション値を持つレスポンス・ファイルの絶対パス。

-executePrereqs いいえ

前提条件チェックを実行して、インストールまたは構成プロセスに進む前に、必要なすべての条件および要件が満たされていることを確認します。

-executeConfigTools いいえ

インストール済Oracle Grid Infrastructureホームの構成ツールを実行します。

ノート: このパラメータは、gridSetup.sh -configureClusterなどの他のコマンドでのみ使用できます。

-skipStackCheck いいえ

Oracle Clusterwareのスタック・ステータス・チェックをスキップします。

-debug いいえ

Oracle Grid Infrastructureをデバッグ・モードで実行します。

-applyOneOffs list_of_patch_directory_locations いいえ

Oracle Grid Infrastructureホームに適用する個別パッチへのパスを1つ以上指定します。複数の個別パッチをカンマで区切った場所のリストとして渡すことができます。

-nApplyOneOffs directory_containing_multiple_patches いいえ

Oracle Grid Infrastructureホームに適用する複数の個別パッチを含む場所へのパスを指定します。

-executeRootScript いいえ

このオプションは、rootスクリプトを自動的に実行する場合に指定します。

ノート: このパラメータは、gridSetup.sh -configureClusterなどの他のコマンドでのみ使用できます。

-configMethod <ROOT | SUDO> いいえ

自動rootスクリプトの実行に使用する構成方法を指定します。これは、rootユーザーとしてもsudoユーザーとしても可能です。

-sudoPath sudo_binary_path いいえ

sudoプログラム・バイナリの絶対パス。

-sudoUserName sudo_user_name いいえ

sudoersリストにあり、rootスクリプトを実行できるユーザーの名前。

-help いいえ

gridSetup.shコンソール・コマンドのヘルプを表示します。

次の例は、レスポンス・ファイルを使用してOracle Grid Infrastructureソフトウェアをインストールする方法を示しています。
gridSetup.sh -silent -ignorePrereqFailure -responseFile /u01/app/oracle/product/23.0.0/grid/install/response/response_file.rsp