gridSetup.sh -setupHome

gridSetup.sh -setupHomeコマンドは、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアをインストールし、そのソフトウェアをOracle中央インベントリに登録します。

構文

gridSetup.sh -setupHome -OSDBA sysdba_group -OSASM osasm_group -ORACLE_BASE Oracle_base_dir
[-executePrereqs] [-OSOPER osoper_group] [-clusterNodes list_of_nodes] [-INVENTORY_LOCATION central_inventory_location]
[-executeRootScript [-configMethod ROOT]

パラメータ

表A-2 gridSetup.sh -setupHomeコマンドのパラメータ

パラメータ 必須 説明
-OSDBA sysdba_group

SYSDBA特権オペレーティング・システム・グループの名前。デフォルトはdbaです。

-OSASM osasm_group

SYSASM特権オペレーティング・システム・グループの名前。

-ORACLE_BASE Oracle_base_dir

Oracle Grid Infrastructureのインストールに使用するOracleベースの場所の完全パス。

-executePrereqs いいえ

前提条件チェックを実行して、インストールまたは構成プロセスに進む前に、必要なすべての条件および要件が満たされていることを確認します。

-OSOPER osoper_group いいえ

SYSOPER特権オペレーティング・システム・グループの名前。

-clusterNodes list_of_nodes いいえ

Oracle Grid Infrastructureソフトウェアをインストールするクラスタ・ノードのカンマ区切りリスト。

-INVENTORY_LOCATION central_inventory_location いいえ

インベントリ・ファイルを格納する場所の完全パス。このシステムにOracleソフトウェアを以前にインストールした場合は、既存のインベントリ・パスを指定します。

-help いいえ

gridSetup.sh -setupHomeコンソール・コマンドのヘルプを表示します。

次の例は、3つのノード・クラスタにOracle Grid Infrastructureソフトウェアをインストールする方法を示しています。
gridSetup.sh -setupHome -OSDBA sysdba -OSASM osasm -OSOPER osoper 
-ORACLE_BASE /u01/app/oracle -clusterNodes node1,node2,node3 
-INVENTORY_LOCATION /u01/app/oraInventory -executeRootScript -configMethod ROOT