gridSetup.sh -configureStandaloneServer

gridSetup.sh -configureStandaloneServerコマンドは、Oracle Restartとも呼ばれるスタンドアロン・サーバー用にOracle Grid Infrastructureを構成します。

構文

gridSetup.sh -configureStandaloneServer -OSDBA sysdba_group -OSASM osasm_group -ORACLE_BASE Oracle_base_dir -dbDiskGroupName disk_group_name 
{-diskList asm_disk_list | -disksWithFailureGroupNames failure_group_disk_names -failureGroups failure_group_names -quorumFailureGroupNames quorum_failure_group_names}
[-redundancy <NORMAL | HIGH | EXTERNAL | FLEX | EXTENDED>] [-auSize <1 | 2 | 4 | 8 | 16>] [-diskString disk_discovery_string] [-configureAFD] [-executePrereqs] [-OSOPER osoper_group] 
[-executeConfigTools] [-executeRootScript -configMethod ROOT]] [-managementOption <CLOUD_CONTROL | NONE> -omsHost EM_hostname -omsPort EM_port -emAdminUser EM_admin_username] 
[-INVENTORY_LOCATION central_inventory_location] 

パラメータ

表A-4 gridSetup.sh -configureStandaloneServerコマンドのパラメータ

パラメータ 必須 説明
-OSDBA sysdba_group

OSDBA特権オペレーティング・システム・グループの名前。デフォルトはdbaです。

ノート: Oracle Grid Infrastructureホームをすでに設定している場合は、このパラメータは必要ありません。

-OSASM osasm_group

OSASM特権オペレーティング・システム・グループの名前。

ノート: Oracle Grid Infrastructureホームをすでに設定している場合は、このパラメータは必要ありません。

-ORACLE_BASE Oracle_base_dir

Oracle Grid Infrastructureのインストールに使用するOracleベースの場所への完全パス。

ノート: Oracle Grid Infrastructureホームをすでに設定している場合は、このパラメータは必要ありません。

-dbDiskGroupName disk_group_name

Oracle ASMディスク・グループの名前(DATAなど)。

-diskList asm_disk_list

障害グループ構成が不要な場合にのみ必須。

Oracle ASMディスク・グループを作成するためのOracle ASMディスクのリスト。

ノート: この変数は、障害グループ構成が不要な場合にのみ使用します。

-disksWithFailureGroupNames failure_group_disk_names -failureGroups failure_group_names -quorumFailureGroupNames quorum_failure_group_names

-diskListが指定されていない場合にのみ必須。

QUORUMとしてマークされる障害グループのリスト。定数障害グループは特殊なタイプの障害グループで、投票ファイルが標準または高冗長ディスク・グループに格納されている場合に投票ファイルのミラー・コピーが格納されます。

ノート: この変数は、-diskListが使用されない場合にのみ使用します。

-redundancy <NORMAL | HIGH | EXTERNAL | FLEX | EXTENDED> いいえ

Oracle ASMディスク・グループに使用するOracle ASM冗長レベル。デフォルト値はNORMALです。

-auSize <1 | 2 | 4 | 8 | 16> いいえ

Oracle ASMの割当て単位サイズ。デフォルト値は1です。

-diskString disk_discovery_string いいえ

Oracle ASMディスク・グループを作成するためにディスクを検出するための、Oracle ASMディスクのパスとパターン・マッチのディスク検出文字列。

-configureAFD いいえ

このオプションは、Oracle ASMフィルタ・ドライバ(Oracle ASMFD)を構成する場合に指定します。

-executePrereqs いいえ

前提条件チェックを実行して、インストールまたは構成プロセスに進む前に、必要なすべての条件および要件が満たされていることを確認します。

-OSOPER osoper_group いいえ

OSOPER特権オペレーティング・システム・グループの名前。

ノート: Oracle Grid Infrastructureホームをすでに設定している場合は、このパラメータは必要ありません。

-managementOption <CLOUD_CONTROL | NONE> いいえ

Oracleホームの管理に使用する管理オプション。デフォルト値はNONEです。

-omsHost EM_hostname いいえ

Oracle Enterprise Manager Cloud Controlに接続するためのOMSホスト。

-omsPort EM_port いいえ

Oracle Enterprise Manager Cloud Controlに接続するためのOMSポート。

-emAdminUser EM_admin_username いいえ

Oracle Enterprise Manager Cloud Controlに接続するための管理ユーザー名。

-INVENTORY_LOCATION central_inventory_location いいえ

インベントリ・ファイルを格納する場所への完全パス。このコンピュータにOracleソフトウェアを以前にインストールした場合は、既存のインベントリ・パスを指定します。

-help いいえ

gridSetup.sh -configureStandaloneServerコマンドのヘルプを表示します。

次の例は、Oracle ASMストレージを使用してスタンドアロン・サーバー(Oracle Restart)用のOracle Grid Infrastructureをインストールおよび構成する方法を示しています。
gridSetup.sh -configureStandaloneServer -OSDBA sysdba -OSASM osasm -OSOPER osoper -ORACLE_BASE /u01/app/oracle -dbDiskGroupName DATA 
-diskList /dev/sdb,/dev/sdc,/dev/sdd -executeConfigTools -executeRootScript -configMethod ROOT -redundancy NORMAL -auSize 8 -diskString '/dev/sd*' -configureAFD -managementOption NONE -INVENTORY_LOCATION /u01/app/oraInventory