runInstaller -setupDBHomeAs

runInstaller -setupDBHomeAsコマンドは、指定したOracleホームと同じOracleベースおよび特権オペレーティング・システム・グループを持つOracle Databaseソフトウェアをインストールします。

構文

runInstaller -setupDBHomeAs source_Oracle_home [-OSDBA sysdba_group] [-OSOPER os_oper_group] 
[-OSBACKUPDBA osbackup_dba_group] [-OSDGDBA os_dg_dba_group] [-OSKMDBA os_km_dba_group] 
[-OSRACDBA os_rac_dba_group] [-ORACLE_BASE Oracle_base_dir] [-clusterNodes list_of_nodes] 
[-installEdition <EE | SE2>] [-executeRootScript -configMethod ROOT]

パラメータ

表B-3 runInstaller -setupDBHomeAsコマンドのパラメータ

パラメータ 必須 説明
-executePrereqs いいえ

前提条件チェックを実行して、インストールまたは構成プロセスに進む前に、必要なすべての条件および要件が満たされていることを確認します。

-OSDBA sysdba_group いいえ

SYSDBA特権オペレーティング・システム・グループの名前。デフォルトはdbaです。

-OSOPER os_oper_group いいえ

Oracle Database用の起動および停止を行うSYSOPERシステム権限の名前。

-OSBACKUPDBA osbackup_dba_group いいえ

Oracle Database用のバックアップおよびリカバリを行うSYSBACKUPシステム権限の名前。

-OSDGDBA os_dg_dba_group いいえ

Oracle Data Guardの管理と監視を行うSYSDGシステム権限の名前。

-OSKMDBA os_km_dba_group いいえ

Oracle Wallet Managerなどのアプリケーションの暗号化キー管理に使用するSYSKMシステム権限の名前。

-OSRACDBA os_rac_dba_group いいえ

Oracle RACクラスタ上でOracleデータベースの日々の管理を実行するSYSRAC権限の名前。すべてのOracle Databaseソフトウェア所有者はこのグループのメンバーである必要があります。

-ORACLE_BASE Oracle_base_dir いいえ

Oracle Databaseのインストールに使用するOracleベースの場所への完全パス。

-clusterNodes list_of_nodes いいえ

Oracle Databaseソフトウェアをインストールするクラスタ・ノードのカンマ区切りリスト。

-installEdition <EE | SE2> いいえ

Enterprise Edition (EE)およびStandard Edition 2 (SE2)からデータベース・エディションを選択します。

-help いいえ

runInstaller -setupDBHomeコマンドのヘルプを表示します。

次の例は、3つのノード・クラスタで、指定したソースOracleホームと同じOracleホームを設定する方法を示しています。
runInstaller -setupDBHomeAs /u01/app/oracle/product/23.0.0/dbhome_1 -clusterNodes node1,node2,node3 
-installEdition EE -executeRootScript -configMethod ROOT