SODA for In-Database JavaScriptの操作の概要

SODA APIは、MLE JavaScript SQLドライバの一部です。コレクションおよびドキュメントの対話においては、SODAデータベース・オブジェクトを取得する前に、まずデータベースとの接続を確立する必要があります。

SODAデータベースは、SODA APIを操作する場合の最上位の抽象オブジェクトです。

図8-1に、標準制御フローを示します。

図8-1 SODA for In-Database JavaScriptの基本ワークフロー



クライアント側のNode.jsまたはDenoから移植されていないアプリケーションでは、グローバル・スコープで使用可能な頻繁に使用される多数の変数など、MLE JavaScript SQLドライバで使用可能なコーディング支援のメリットが得られます。使用可能なグローバル変数と型の完全なリストは、「MLE JavaScriptドライバの操作」を参照してください。

SODAアプリケーションの場合、最も重要なグローバル変数は、SodaDatabaseオブジェクトを表すsodaオブジェクトです。sodaオブジェクトをグローバル・スコープで使用できるため、ボイラープレート・コードを記述する必要性が少なくなります。この場合、図8-2のようにワークフローを簡略化できます。

図8-2 SODA for In-Database JavaScriptの簡略化されたワークフロー



ノート:

制限された実行コンテキストでJavaScriptコードを実行している場合は、SODA APIを使用できません。制限された実行コンテキストの詳細は、「制限された実行コンテキストについて」を参照してください。