3.2.5 ディレクトリ・ネーミングを使用したクライアントの接続

ディレクトリ・サーバーで名前参照を実行する必要がある大半のクライアントは、匿名認証を使用してディレクトリ・サーバーにアクセスします。

参照を実行するには、対象のディレクトリ・サーバーで匿名認証が可能である必要があります。通常、ディレクトリ・サーバーでは、デフォルトで匿名認証が可能ですが、以前のリリースのOracle Internet Directoryなどの一部のディレクトリ・サーバーでは、匿名アクセスが可能になるようにディレクトリの構成が必要です。

エントリを検索するには、クライアントはエントリが常駐するディレクトリ・サーバーを見つける必要があります。クライアントは、次の2つのいずれかの方法でディレクトリ・サーバーを見つけます。

  • DNSを使用した動的な方法。この場合、ディレクトリ・サーバーの場所に関する情報は、中央のドメイン・ネーム・サーバーで保存および管理されます。クライアントは要求を処理するときに、DNSからこの情報を取り出します。

  • 静的には、Oracle Internet Directoryコンフィギュレーション・アシスタントによって作成され、クライアント・ホストに保存されているディレクトリ・サーバー使用ファイル(ldap.ora)で検出します。

ディレクトリが見つかると、ルートにあるOracleコンテキストからクライアントは、レルムOracleコンテキストに送られます。

クライアントは、他のネーミング・メソッドを使用する場合と同様に、接続識別子を使用してデータベースに接続します。接続識別子は、データベース・サービス名、ネットワーク・サービス名、ネットワーク・サービス別名のいずれかです。デフォルトのOracleコンテキストがエントリの場所になる場合、これらは共通名(相対名)で参照できます。そうでない場合は、接続識別子に完全修飾名または識別名が必要になります。