3.2 集中管理用のディレクトリ・サーバーの使用
Oracleネットワークでディレクトリ・サーバーを使用すると、そのディレクトリ・サーバーは、ネットワーク内のOracle Databaseに対するグローバル・データベース・リンクをネットワーク・サービス名として管理します。ユーザーとプログラムは、グローバル・リンクを使用して、対応するデータベース内のオブジェクトにアクセスできます。
Oracle Net Servicesでは、接続識別子を格納するための主な方法の1つとして、集中化されたディレクトリ・サーバーが使用されます。クライアントは、接続文字列の中で接続識別子を使用し、ディレクトリ・サーバーはこの接続識別子を接続記述子に解決して、クライアントに戻します。この機能は、ディレクトリ・ネーミングと呼ばれます。このようなインフラストラクチャによって、ネットワークでのリソースの管理および構成のコストが削減されます。
Oracle Internet Directoryによって、分散Oracleネットワークの管理および構成に関する集中化されたメカニズムが提供されます。このディレクトリ・サーバーによって、クライアント側とサーバー側にあるローカルのtnsnames.ora
ファイルを置換できます。
次の図では、クライアントが、ディレクトリ・サーバーを介して接続識別子を解決しています。
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クライアントは、ディレクトリ・サーバーに接続して接続識別子を接続記述子に解決します。
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ディレクトリ・サーバーは、この接続識別子を解決して、クライアントに接続記述子を渡します。
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クライアントは、この接続記述子を使用して、リスナーに接続要求を送信します。
ノート:
Java Database Connectivity (JDBC)ドライバでは、ディレクトリ・ネーミングがサポートされています。詳細は、『Oracle Database JDBC開発者ガイド』を参照してください。
この項では、次の項目について説明します。
- ディレクトリ情報ツリーの理解
- Oracleコンテキストの理解
Oracleコンテキストの下にあるエントリでは、ディレクトリ・ネーミングなど、ディレクトリで利用可能な様々な機能がサポートされています。 - ネット・サービス別名エントリの理解
- ディレクトリ・サーバーのエントリを追加または変更できるユーザー
- ディレクトリ・ネーミングを使用したクライアント接続
ディレクトリ・サーバーで名前参照を実行する必要がある大半のクライアントは、匿名認証を使用してディレクトリ・サーバーにアクセスします。 - ディレクトリ・サーバーを使用するときの考慮事項
- Microsoft Active Directoryにおけるディレクトリ・ネーミング・サポートの制約
親トピック: ネットワーク・アドレス情報の管理