ODBC開発者ガイドの変更点

Oracle Database 23ai以前のリリースのODBC開発者ガイドにおける変更点は次のとおりです。

23aiの新機能

Oracle Database 23aiのODBC開発者ガイドの新機能は次のとおりです。

ODBCリリース23ai

Oracle Database ODBCドライバ・リリース23aiには、次の新機能が追加されました。

ODBCでのSQL BOOLEANデータ型のサポート

Oracle Database ODBCドライバは、SQL_BITを使用してSQL BOOLEANデータ型にマップし、1または0を返すネイティブSQL BOOLEANデータ型をサポートしています。

VECTORデータ型のODBCサポート

Oracle Database ODBCドライバは、SQL_CHARを使用してVECTORデータ型にマップするVECTORデータ型をサポートしています。

「データ型の実装(上級)」を参照してください

以前のリリースの新機能

Oracle Database ODBCドライバの以前のリリースの新機能は次のとおりです。

ODBCリリース21c, バージョン21.1

Oracle Database ODBCドライバ・リリース21c, バージョン21.1には、新機能はありません。

ODBCリリース19c, バージョン19.1.0.0.0

Microsoft Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10、Linux X86-64 (32ビット、64ビット)、Sun Solaris SPARC64 (32ビット、64ビット)、IBM AIX 5L (32ビット、64ビット)、Sun Solaris X64 (32ビット、64ビット)、HPUX IA64 (32ビット、64ビット)、ZLinux (32ビット、64ビット)の各オペレーティング・システム用のOracle Database ODBCドライバ・リリース19c, バージョン19.1.0.0.0ソフトウェアには、新機能はありません。

ODBCリリース18c, バージョン18.1.0.0.0

Microsoft Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10、Linux X86-64 (32ビット、64ビット)、Sun Solaris SPARC64 (32ビット、64ビット)、IBM AIX 5L (32ビット、64ビット)、Sun Solaris X64 (32ビット、64ビット)、HPUX IA64 (32ビット、64ビット)、ZLinux (32ビット、64ビット)の各オペレーティング・システム用のOracle Database ODBCドライバ・リリース18c, バージョン18.1.0.0.0ソフトウェアの機能は、次のとおりです。
  • unixODBC ODBCドライバ・マネージャは、unixODBC–2.3.2からunixODBC–2.3.4にアップグレードされています。

ODBC 12.2.0.1.0

Microsoft Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10、Linux X86-64 (32ビット、64ビット)、Sun Solaris SPARC64 (32ビット、64ビット)、IBM AIX 5L (32ビット、64ビット)、Sun Solaris X64 (32ビット、64ビット)、HPUX IA64 (32ビット、64ビット)、ZLinux (32ビット、64ビット)の各オペレーティング・システム用のOracle Database ODBCドライバ・リリース12.2.0.1.0ソフトウェアの機能は、次のとおりです。
  • 128バイトまでの長い識別子のサポートが追加されました。

  • タイムゾーン付きのタイム・スタンプとローカル・タイムゾーン付きのタイム・スタンプのサポートが追加されました。

    この機能では、ODBC TIMESTAMPデータ型が使用されている既存のODBCアプリケーションを変更する必要がありません。既存のアプリケーションでODBC TIMESTAMPデータ型を使用し、データベース列がTIMESTAMPの場合、現在の動作が維持されます。

    データベース列TIMESTAMP WITH TIMEZONEまたはTIMESTAMP WITH LOCAL TIMEZONEでは、ODBC TIMESTAMP_STRUCT内の時間コンポーネントは、ユーザーのセッションタイム・ゾーンにあります。この動作は、ユーザーのアプリケーションに対して透過的なため、ODBCアプリケーションを変更する必要がありません。

非推奨となった機能

Oracle Databaseリリース23aiのODBC開発者ガイドで非推奨となった機能は次のとおりです。

Oracle OLAP

分析ワークスペース、OLAP DMLプログラミング言語、財務レポートおよびOLAP Java APIは、Oracle Database 23aiでは引き続き非推奨になっています。

OLAPは、現行リリース(Oracle Database 23ai)プレミア・サポートの期間終了後はサポートされないことに注意してください。OLAPを使用して新規プロジェクトを開始せずに、OLAPを使用してアプリケーションを別のアプリケーションに移行開始することをお薦めします。アプリケーションでデータベース内ディメンション・モデルが必要な場合は、Oracleの分析ビューの使用を検討してください。分析ビューでは、Oracle Databaseのデータを使用したディメンション・セマンティック・モデル、計算および問合せセマンティックを提供します。分析ビューを列指向の表で使用すると、OLAPオプションと同様の問合せパフォーマンスが提供されます。アプリケーションに拡張ディメンション分析、what-if分析または予測のサポートが必要な場合は、Oracle Essbaseを検討してください。Oracle Essbaseは、複雑なディメンション・ビジネス分析をサポートする多次元データベース管理システムです。