E.1 Oracle DBCAの再実行
Oracle DBCAでTrue Cacheを構成するときに問題が発生した場合は、True Cacheノードをクリーン・アップしてからDBCAを再実行する必要があります。
E.1.1 True Cacheの作成後のOracle DBCAの再実行
True Cacheの作成後にOracle DBCAを再実行する必要がある場合は、まずTrue Cacheノードをクリーン・アップします。
クリーン・アップを行わない場合、DBCAはインスタンスがすでに存在していることを示す場合があります。
- True Cacheを作成中に起動された場合は、停止します。「True Cacheの停止」を参照してください。
- True Cache用に
$ORACLE_HOME/dbs
ディレクトリに新しく作成したファイルを削除します。ファイル名にはTrue Cache名が含まれます。 - 透過的データ暗号化(TDE)自動ログイン・ウォレットを使用した場合は、
$ORACLE_BASE/admin/true_cache_name/wallet_root/tde/
ディレクトリのウォレットおよび自動ログイン・ファイルを削除します。 - True Cacheを再度作成します。「DBCAを使用したTrue Cacheの作成」を参照してください。
E.1.2 True Cache Databaseアプリケーション・サービスの構成後のOracle DBCAの再実行
True Cacheデータベース・アプリケーション・サービスの構成後にOracle DBCAを再実行する必要がある場合は、DBMS_Serviceパッケージを使用して、プライマリ・プラガブル・データベース(PDB)からTrue Cacheサービスを削除する必要があります。
エラー・メッセージの例:
[DBT-19958] Database service 'trueCacheServiceName'
- PDBに固有のサービスの場合、特定のPDBに接続するか、セッションで正しいPDBコンテナを設定します。
-
True Cacheに接続し、True CacheのTrue Cacheサービスが実行されている場合は停止します。
EXEC DBMS_SERVICE.STOP_SERVICE('trueCacheServiceName');
-
DBMS_SERVICE.DELETE_SERVICE
を使用して、プライマリ・データベースのサービスを削除します。EXEC DBMS_SERVICE.DELETE_SERVICE('trueCacheServiceName');
- True Cacheアプリケーション・サービスを再度構成します。「DBCAを使用したTrue Cacheデータベース・アプリケーション・サービスの構成」を参照してください。