A.2 以前のリリースへのRDFグラフ・サポートのアップグレード

Oracle Databaseのリリース12.1へのダウングレードとあわせて、RDFグラフ・サポートをダウングレードできます。

ただし、ダウングレードは、それが必要になるまれなケースを除いて、実行しないことを強くお薦めします。以前のリリースにダウングレードすると、その間のリリースで行われたバグ・フィックスや機能拡張のメリットが得られないことになります。

A.2.1 セマンティク・グラフ・サポートのリリース12.1へのダウングレード

Oracle Databaseリリース12.1にダウングレードする必要がある場合、データベースをダウングレードすると、RDFセマンティク・グラフ・サポート・コンポーネントは自動的にダウングレードされます。ただし、リリース12.2に固有のRDFデータまたはOWLデータ(すなわち、リリース12.2以降のRDF/OWLに固有で、以前のバージョンでサポートされない構造)は、リリース12.1との互換性のために、ダウングレードを実行するに削除する必要があります。

リリース12.2以上のRDFデータにリリース12.1との非互換性があるかどうかを確認するには、次のステップを実行します。

  1. SYSDBA権限を持つSYSユーザーとしてデータベース(リリース12.2以上)に接続します(SYS AS SYSDBAを使用し、SYSアカウントのパスワードを求められたら入力します)。

  2. SQL*Plusを起動し、次の文を入力します。

    SET SERVEROUT ON
    EXECUTE SDO_SEM_DOWNGRADE.CHECK_121_COMPATIBLE;
    

リリース12.1と互換性がないRDFデータがある場合、プロシージャはエラーを生成し、非互換データのリストを表示します。この場合は、次のステップを実行する必要があります。

  1. この項の前半の説明にあるとおり、リリース12.2以上のリリース固有のRDFデータまたはOWLデータを削除します(まだ削除していない場合)。

  2. データベースのダウングレードを実行します。

  3. SYSDBA権限を持つSYSユーザーとしてリリース12.1のデータベースに接続します(SYS AS SYSDBAを使用し、SYSアカウントのパスワードを求められたら入力します)。

  4. SQL*Plusを起動し、次の文を入力します。

    • Linuxの場合: @$ORACLE_HOME/md/admin/catsem.sql

    • Windowsの場合: @%ORACLE_HOME%\md\admin\catsem.sql

      ノート:

      マルチテナント環境の場合は、catcon.plのスクリプトを実行します。『Oracle Database管理者ガイド』の、オラクル社提供SQLスクリプトのCDBにおける実行に関する項を参照してください。

    スクリプトが正常に実行された場合、次の列値を持つ行がMDSYS.RDF_PARAMETER表に挿入されます。

    • NAMESPACE: MDSYS

    • ATTRIBUTE: SEM_VERSION

    • VALUE: (12.1で始まる文字列)

    • DESCRIPTION: VALID

    catsem.sqlスクリプトが正常に完了すると、リリース11.2のOracleセマンティク・テクノロジ・サポートが有効化されて使用可能になり、すべてのリリース12.1互換データが保持されます。