A RDFグラフ・サポートの有効化、ダウングレードまたは削除

現在のOracle DatabaseリリースでRDFグラフ・サポートに関連する任意の型、シノニムまたはPL/SQLパッケージを使用できるようにするためにはいくつかステップを実行する必要があります。

1つ以上のスクリプトを実行し、Oracle Spatialがインストールされており、Partitioningオプションが有効になっていることを確認する必要があります。これらの要件は、「RDFグラフ・サポートの有効化」とそのサブトピックで説明されています。

この付録では、RDFグラフ・サポートを有効にした後、次のいずれかを実行する必要がある場合、そのステップについても説明します。

A.1 RDFグラフ・サポートの削除

データベースからRDFグラフ・サポートを削除できます。

ただし、明確な理由がないかぎり、このサポートは削除しないことを強くお薦めします。このサポートを削除すると、アプリケーションまたはデータベース・ユーザーはRDFグラフ・サポートに関連する型、シノニムまたはPL/SQLパッケージを使用できなくなります。

データベースからRDFグラフ・サポートを削除するには、次のステップを実行します。

  1. SYSDBA権限を持つSYSユーザーとしてデータベースに接続します(SYS AS SYSDBAを使用し、SYSアカウントのパスワードを求められたら入力します)。

  2. SQL*Plusを起動し、次の文を入力します。

    • Linuxの場合: @$ORACLE_HOME/md/admin/semremov.sql

    • Windowsの場合: @%ORACLE_HOME%\md\admin\semremov.sql

    ノート:

    マルチテナント環境の場合は、catcon.plのスクリプトを実行します。『Oracle Database管理者ガイド』の、オラクル社提供SQLスクリプトのCDBにおける実行に関する項を参照してください。

semremov.sqlスクリプトにより、セマンティク・ネットワークが削除され、RDFグラフの型、表およびPL/SQLパッケージも削除されます。