1.3 RDFデータ・モデリング

RDFデータには、その形式意味論に加え、有向グラフを使用して効率的にモデル化される単純なデータ構造が含まれます。

メタデータ文は、トリプルとして表現されます。ノードはトリプルの2つの部分を示すために使用され、3番目の部分はノード間の関係を記述する有向リンクによって示されます。トリプルはRDFデータ・ネットワークに格納されます。また、データベース・ユーザーにより作成された特定のRDFグラフに関する情報も保持されます。ユーザー作成のRDFグラフは、グラフ名を持ち、指定した表の列に格納されているトリプルを参照します。

文は、{主語(リソース)、述語(プロパティ)、目的語(値)}のトリプルで表現されます。このマニュアルでは、{主語、プロパティ、目的語}を使用してトリプルを記述し、という用語とトリプルという用語は、同義的に使用される場合があります。各トリプルは、特定のドメインに関する完全で一意のファクトであり、有向グラフのリンクで表現されます。