15.124 SEM_APIS.MIGRATE_DATA_TO_CURRENT

形式

SEM_APIS.MIGRATE_DATA_TO_CURRENT(
     options        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
     network_owner  IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
     network_name   IN VARCHAR2 DEFAULT NULL); 

説明

Oracle Database リリース21cよりも前の形式のRDFデータを、現在のOracle DatabaseリリースのRDFで使用するために必要な形式に移行します。

パラメータ

options

INS_AS_SEL=Tを指定すると、移行はバルク・ロード操作で実行されます。その値が指定されていない場合、デフォルトで更新操作が実行されます。詳細は、「使用上のノート」を参照してください。

network_owner

RDFネットワークの所有者。(表1-2を参照してください。)

network_name

RDFネットワークの名前。(表1-2を参照してください。)

使用に関するノート

このプロシージャは、リリース12.2以前のRDFデータに必要な移行の説明に従って、リリース21cより前のバージョンのOracle Databaseを使用して作成されたRDFデータを移行するために使用する必要があります。

このプロシージャを実行しても、すでに現在の形式になっているRDFデータに対しては、何の操作も行われません。ネットワーク所有者のスキーマ内のRDFネットワーク・トリガー、ビューおよびPL/SQLパッケージの定義を更新します。

optionsについては、移行するデータの量が少なければ、多くの場合、デフォルトの(パラメータを指定しない)状態で十分なパフォーマンスが得られます。ただし、データ量が多い場合は、INS_AS_SEL=Tを指定することでパフォーマンスを著しく向上させることができます。

このプロシージャは、ネットワーク所有者として実行する必要があります。

次の例では、スキーマプライベート・ネットワーク(NET1という名前でRDFUSERが所有)のリリース19のRDFデータを、現在のOracle Databaseバージョンの形式に移行します。このとき、バルク・ロード操作を用いた移行が行われます。

EXECUTE sem_apis.migrate_data_to_current('INS_AS_SEL=T', network_owner=>'RDFUSER', network_name=>'NET1');

次の例では、スキーマプライベート・ネットワーク(NET1という名前でRDFUSERが所有)のリリース19のRDFデータを、現在のOracle Databaseバージョンの形式に移行します。このとき、更新操作を用いた移行(デフォルト)が行われます。

EXECUTE sem_apis.migrate_data_to_current(network_owner=>'RDFUSER', network_name=>'NET1');