9 ユーザー定義の推論と問合せ

RDFグラフの拡張アーキテクチャによって、ユーザー定義の機能を追加できるようになりました。

ノート:

ユーザー定義推論および問合せの機能は、Oracle Autonomous Databaseサーバーレス・デプロイメントでOracle JVMが有効になっている場合にのみサポートされます。Oracle JVMを有効にするには、Oracle Autonomous Databaseサーバーレスの使用Oracle Javaの使用で詳細を参照してください。

Oracle Database 12cリリース1 (12.1)で有効になった機能は次のとおりです。

  • 推論の拡張機能アーキテクチャによって、すでに提供されている推論のサポートに加えて、ユーザー定義の推論が使用可能になります。

  • 問合せの拡張アーキテクチャにより、SPARQL問合せで使用されるユーザー定義の関数と集計を追加できます。これはいずれも、SEM_MATCH関数およびSupport for Apache Jenaを介して実現されます。

ノート:

この章で説明する機能は、上級ユーザーを対象としています。「RDFグラフの概要」「OWLの概要」で説明される主要な概念と技術について、十分に理解していることが前提です。