1.14 ジオコーディング
ジオコーディングは、住所データの表を規格化された住所、位置およびその他のデータに変換するプロセスです。
ジオコーディング操作の結果は、入力された住所または場所に対応する経度と緯度の座標のペアを含みます。たとえば、入力住所が22 Monument Square, Concord, MA 01742である場合、ジオコーディング操作の結果の経度と緯度の座標は、それぞれ-71.34937と42.46101(ジオコーディング・データ・プロバイダによって異なる)になります。
ジオコードされた住所を指定すると、Oracle Spatialなどの空間エンジンを使用して近接問合せまたは位置問合せを実行したり、Oracleのビジネス・パートナのツールおよびデータを使用してデモグラフィック分析を実行できます。また、ジオコードされたデータは、デモグラフィック情報に関連する区画、郵便番号、国コードなど、その他の空間データで使用することもできます。分析または問合せの結果は、Oracle Spatialに統合されているサードパーティ・ソフトウェアを使用して、表形式に加えて地図として表示できます。
Oracle Spatialのジオコーディング機能の概念および使用方法については、住所データのジオコーディングを参照してください。MDSYS.SDO_GCDR PL/SQLパッケージのリファレンス情報については、「SDO_GCDRパッケージ(ジオコーディング)」を参照してください。
親トピック: Spatialの概念