1.27 Spatialメタデータの移動(MDSYS.MOVE_SDO)

データベース管理者(DBA)は、MDSYS.MOVE_SDOプロシージャを使用して、すべてのOracle Spatialメタデータ表を、指定したターゲット表領域に移動できます。

デフォルトでは、空間メタデータ表は、リリース11.1以降のリリースではSYSAUX表領域に、また11.1より前のリリースではSYSTEM表領域に作成されます。

MDSYS.MOVE_SDOプロシージャの構文は次のとおりです。

MDSYS.MOVE_SDO(
   target_tablespace_name IN VARCHAR2);

必須パラメータであるtarget_tablespace_nameは、空間メタデータ表の移動先となる表領域の名前を指定します。

このプロシージャは、DBAのみが使用する必要があります。

移動操作中、他のすべてのOracle Spatial機能は無効になります。

次の例は、空間メタデータ表をSYSAUX表領域に移動します。

EXECUTE MDSYS.MOVE_SDO('SYSAUX');