CPU使用率の監視
CPUの問題に対処するには、まずシステムに必要なCPUリソースの量を適切に予測します。次に、十分なCPUリソースが使用可能であるかどうかを判断し、システムがリソースを過剰に使用している時期を確認します。この項では、CPU使用率を監視する方法について説明します。
CPU使用率を監視するには:
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ホスト名ページにアクセスします(「ホスト・アクティビティの監視」を参照)。
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「ホスト」メニューから、「監視」、「CPU詳細」の順に選択します。
「CPU詳細」ページが表示されます。
このページには、CPU使用率、I/O待機および最近1時間の負荷に関する統計が含まれます。上位10のプロセスは、CPU使用率に基づいてリストされます。
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「CPU使用率」グラフを使用して、現在のCPU使用率を確認します。
「CPU使用率」グラフには、過去1時間半のCPU使用率が表示されています。現在の値はグラフの下に表示されます。標準のワークロード時には、この値がクリティカルなしきい値を超えることはありません。
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CPU使用率のグラフで、「CPU使用率」リンクをクリックします。
このページには、過去24時間に生成されたCPU使用率統計および関連アラートが表示されます。
この値に予期しないスパイクが発生し、通常のワークロード時にその状態が継続する場合、CPUパフォーマンスの問題を調査する必要があります。
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CPU詳細ページに戻ります。「ホスト」メニューから、「監視」、「CPU詳細」の順に選択します。
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「CPU I/O待機」グラフを使用して、現在のCPU I/O待機時間を確認します。
「CPU I/O待機」グラフには、過去1時間半のCPU I/O待機時間が表示されています。現在の値はグラフの下に表示されます。通常のワークロード時にはCPU I/O待機の値は警告のしきい値を超えません。
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CPU I/O待機のグラフで、「CPU I/O待機」リンクをクリックします。
「I/O待機内のCPU」ページが表示されます。
このページには、CPU I/O待機統計および24時間以内に生成された関連するアラートが含まれます。
この値に予期しない増加が発生し、標準のワークロード時にその状態が継続する場合、CPUパフォーマンスに問題がある場合があります。
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CPU詳細ページに戻ります。「ホスト」メニューから、「監視」、「CPU詳細」の順に選択します。
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「CPU負荷」グラフを使用して、現在のCPU負荷を確認します。
「CPU負荷」グラフには、過去1時間半のCPU負荷が表示されます。現在の値はグラフの下に表示されます。標準のワークロード時には、CPU負荷の値が警告のしきい値を超えることはありません。
CPU負荷は前のCPUリソースでスケジュールを設定された待機中の平均プロセス数、または時間の経過によるCPUの競合時間のレベルを表します。
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「CPU負荷」のグラフの下で、「CPU負荷」リンクをクリックします。
実行キューの長さ(平均5分)ページが表示されます。
このページには、CPU負荷の統計および24時間以内に生成された関連するアラートが含まれます。
この値に予期しないスパイクが発生し、通常のワークロード時にその状態が継続する場合、CPUのパフォーマンスに問題がある場合があります。
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CPU詳細ページに戻ります。「ホスト」メニューから、「監視」、「CPU詳細」の順に選択します。
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「上位10プロセス(CPU順)」表を確認します。
プロセスがCPU使用率を過剰に消費する場合、そのプロセスを調査します。
参照:
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CPUの問題の解決については、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
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Oracle Database Resource Managerの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。