スループットの監視

データベース・スループットによって、時間の単位にデータベースが実行する作業量を測定できます。「スループット」グラフは「平均アクティブ・セッション」グラフで使用する競合を表示します。

「スループット」グラフのピークを「平均アクティブ・セッション」グラフのピークと比較します。「平均アクティブ・セッション」グラフに待機中のセッションが多数表示され、内部的な競合が示されている場合でも、スループットが高ければ、状況は許容できる可能性があります。内部的な競合が低く、スループットが高い場合も、データベースはおそらく効率よく実行されています。一方、内部的な競合が高くスループットが低い場合は、データベースのチューニングを検討してください。

スループットを監視するには:

  1. データベース・ホームページにアクセスします。

    詳細は、データベースのホームページのアクセスを参照してください。

  2. 「パフォーマンス」メニューから、「パフォーマンス・ホーム」を選択します。

    「データベース・ログイン」ページが表示されたら、管理者権限のあるユーザーとしてログインします。「パフォーマンス」ページが表示されます。

  3. 「スループット」タブをクリックします。

  4. 次の「インスタンス・スループット率」オプションのいずれかを選択します。

    • 1秒当たり

      2つのグラフが表示されます。1つは1秒当たりのログオンおよびトランザクションの数を表示し、もう1つは1秒当たりの物理読取りおよびREDOサイズを表示します。

      図4-3は、「1秒当たり」の「インスタンス・スループット率」が選択された「スループット」グラフを示しています。図の真ん中の棒は、領域の考慮によって削除されたグラフの部分(1時37分から1時52分前後)を示しています。図4-3では、ほとんどのトランザクションが午後1時15分から午後1時27分および午後2時8分から午後2時12分の間に発生しています。

    • 1トランザクション当たり

      1トランザクション当たりの物理読取りおよびREDOサイズの数を示すグラフが表示されます。

図4-3 スループットの監視

図4-3の説明が続きます
「図4-3 スループットの監視」の説明