DBIO_EXPECTEDパラメータの設定
I/OパフォーマンスのADDM分析は、単一の引数DBIO_EXPECTED
によって異なり、I/Oサブシステムの予測されるパフォーマンスを示しています。DBIO_EXPECTED
の値は、単一のデータベース・ブロックの読取りにかかるマイクロ秒単位の時間の平均です。Oracle Databaseでは10ミリ秒のデフォルト値が使用されており、多くのハード・ドライブに対して適切な値です。ハードウェアの特性に基づいて異なる値を選択できます。
DBIO_EXPECTED
初期化パラメータの適切な設定を決定するには:
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ご使用のハードウェアで1つのデータベース・ブロックの平均読取り時間を測定します。
ランダムI/Oに対してこの測定が必要で、標準のハード・ドライブを使用する場合はシーク時間も測定に含まれます。ハード・ドライブの標準の値は5000マイクロ秒から20000マイクロ秒です。
参照:
ストレージ・サブシステムのI/O機能の評価方法を学習するには、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください
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後続のすべてのADDM実行の値を一度設定します。
たとえば、測定値が8000マイクロ秒の場合、次のPL/SQLコードを
SYS
ユーザーとして実行します。EXECUTE DBMS_ADVISOR.SET_DEFAULT_TASK_PARAMETER( 'ADDM', 'DBIO_EXPECTED', 8000);