パフォーマンス・アラートのメトリックしきい値の設定
メトリックは累積統計の変更率です。この率は、時間、トランザクション、データベース・コールなどの様々な単位で測定できます。たとえば、データベース・コール/秒はメトリックです。しきい値が渡されたときにアラートが生成されるように、メトリックにしきい値を設定できます。
パフォーマンス・アラートは、パフォーマンス関連のメトリックに基づいています。これらのアラートは、環境またはアプリケーションのいずれかに依存します。
環境依存のパフォーマンス・アラートはすべてのシステムでは使用できない場合があります。たとえば、ファイルを読み込む平均時間がメトリックしきい値を超えるとAVERAGE_FILE_READ_TIME
メトリックによりアラートが生成されます。このアラートはディスクが1台のみのシステムで役立つ場合があります。ただし、複数のディスクがある場合は、I/O処理がすべてのサブシステムに拡張されるため使用できない可能性があります。
アプリケーション依存のパフォーマンス・アラートは通常すべてのシステムに使用できます。たとえば、BLOCKED_USERS
メトリックは特定のセッションによりブロックされるユーザーの数がメトリックしきい値を超えた場合にパフォーマンス・アラートを生成します。このアラートは環境がどのように構成されているかにかかわらず使用できます。
パフォーマンス・アラートから最も緊密な関連情報を取得するには、パフォーマンス・メトリックのしきい値をシステムにとって理想的な境界を表す値に設定する必要があります。これにより、パフォーマンス目標に達するかそれを超えるまでこれらの値をチューニングできます。
パフォーマンス・メトリックのしきい値を設定するには:
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データベース・ホームページにアクセスします。
詳細は、「データベースのホームページのアクセス」を参照してください。
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「Oracleデータベース」メニューから、「監視」を選択し、「メトリックと収集設定」を選択します。
「データベース・ログイン」ページが表示されたら、管理者権限のあるユーザーとしてログインします。メトリック設定ページが表示されます。
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システムに関連した各パフォーマンス・メトリックで、「編集」アイコンをクリックします
「詳細設定の編集」ページが表示されます。
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ウィザードのステップに従って、しきい値を設定します。
参照: