HCMデータ・ローダーの給与変換Formulaの概要
多くの場合、アップロードする既存のデータや給与データは、HCMデータ・ローダーによって認識される形式ではないことが少なくありません。
そのような場合、給与変換Formulaを使用して、データをHCMデータ・ローダーがサポートする形式に変換できます。
次の例について考えてみます。
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インバウンド・ファイルには、HCMデータ・ローダーで様々な給与ビジネス・オブジェクトを使用してロードする必要があるデータが含まれています。 この場合、ファイルのコンテンツを複数のHCMデータ・ローダー・ファイルに分割する必要があります。
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ファイル内の属性値を、値セットを使用して導出した別の値に変換する変換Formulaを作成できます。
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個人番号をアサイメント番号に変更します。 この場合は、より複雑なFormulaを使用して属性を変換します。
変換Formulaを使用してデータをHCMデータ・ローダー・ファイル形式に変換するには、「ファイルからのデータのロード」フローを使用します。
この表が示すように、2つのフロー・パターンは次の権限を使用して保護されます。
フロー・パターン |
権限 |
---|---|
給与フローの送信 |
PAY_SUBMIT_PAYROLL_FLOW_PRIV |
HCMデータのロード |
HRC_LOAD_HCM_DATA_PRIV |
この例では、Formulaでファイル名をPersonalPaymentMethod
に、ファイル弁別子をPersonalPaymentMethod
に、ビジネス操作をMERGEに指定します。
/*HDL Related Outputs*/
FileName = 'PersonalPaymentMethod'
BusinessOperation = 'MERGE'
FileDiscriminator = 'PersonalPaymentMethod'
ファイル名、ファイル弁別子およびサポートされるビジネス操作のリストに関する詳細を表示するには、「データ交換」作業領域の「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクを使用します。
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「ビジネス・オブジェクトの表示」ページで、ビジネス・オブジェクトを検索して選択します。 この例では、ビジネス・オブジェクトは「個人支払方法」です。
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「コンポーネント詳細」ページで、ファイルの名前、ファイル弁別子、およびオブジェクトに対してサポートされる処理のリストが表示されます。