給与メッセージ・レポート

給与計算メッセージ・レポートを実行して、給与計算プロセスからのエラー、警告、および情報メッセージを表示します。特定のフローまたは特定の期間内のすべてのプロセスのレポートを生成します。

たとえば、給与メッセージ・レポートを実行して、先月のすべてのQuickPay実行のエラーおよび警告を表示します。

レポートは、レポートが作成される給与フロー・パターンへのセキュリティ・アクセス権を持つ給与管理者またはマネージャによって実行できます。

レポートのパラメータ

パラメータ値によって、レポートに含めるレコードが決まります。次のパラメータは、このレポートのコンテキストにおいて特別な意味を持ちます。

プロセス開始日

このフィールドを使用して、レポートに含める給与計算プロセスの最初の有効日を指定します。有効日が処理開始日と同じかそれより後であるすべてのプロセスがレポートされます。

プロセス終了日

このフィールドを使用して、レポートに含める給与計算プロセスの最終有効日を指定します。給与計算実行の場合、これは「給与計算実行日」です。有効日が処理終了日以前である全てのプロセスがレポートされます。

タスク名

給与計算処理レポートなどのタスクを選択して、特定のタスクに対して生成されたメッセージを表示します。

プロセス・タイプ

給与計算などの特定のプロセス・タイプを選択して、特定のプロセス・タイプのレポートを制限します。

ソース・フロー名

メッセージ・レポートを生成するフローの名前を選択します。

給与

このレポートの実行に使用する給与フローの名前。

給与関係グループ

給与関係グループ名を定義している場合は、その名前を選択します。給与関係グループによって、このレポートに含まれる個人が制限されます。

個人

メッセージ・レポートの作成対象となる個人の名前を選択します。

情報メッセージを含める

情報メッセージを含めるには、「はい」を選択します。情報メッセージの量が多いため、情報メッセージを表示する場合は、特定の個人またはプロセスのレポートを生成することをお薦めします。このフィールドのデフォルト値はいいえです。

個人プロセス・ステータス

個人「エラー」や個人「再試行にマーク済」など、特定の処理ステータスの個人のみを含めるには、値を選択します。

プロセス構成グループ

このフィールドを使用して、デフォルトのプロセス構成グループではなく、特定のプロセス構成グループに対してレポートを実行します。プロセス構成グループは、給与プロセスのルール(パスワード、スレッド数など)を設定するために使用されます。値を選択できるのは、事前定義済のプロセス構成グループがある場合のみです。

ノート: ここでプロセス構成グループを使用する前に、「給与プロセス構成」タスクを使用してプロセス構成グループを定義します。

実行モード

このパラメータを使用して、抽出ベースのレポートで、レポートの実行中に作成された一時データを保持または破棄する必要があるかどうかを決定します。デフォルト値は「標準」で、レポートの実行中に生成される一時データは破棄されます。

レポート結果

レポートは、次の2つのタイプのメッセージに対して個別のワークシートを使用してExcel形式で生成されます:

個人レベル・メッセージ(個人のレポートまたは処理時に生成されるエラー・メッセージなど)。
プロセス・レベル・メッセージ(プロセス失敗または実行エラーに対して生成されたメッセージなど)。

根本的な原因に対処した後、給与計算プロセスを再実行し、レポートを再生成して、すべての問題が確実に解決されるようにできます。

メッセージ・ページの「ソート基準」(ZからA)オプションを使用して、要件に従って特定のメッセージをソートし、すばやく表示することをお薦めします。

「明細連番」フィールドを使用してレポートをソートし、メッセージが生成される順序を表示します。これは、メッセージが生成されるプロセスを追跡するのに役立ちます。その後、問題を効果的に調査して解決できます。

同様に、「フィルタ」オプションを使用して、要件に従ってメッセージをフィルタおよび表示します。

各メッセージには、メッセージ名とメッセージ・テキストがあります。メッセージの例は次のとおりです:

エラー・メッセージ: Formulaがコンパイルされていないため、Formula給与を実行できません。
警告メッセージ: 純支給額が10、000を超えています。

個人レベル・メッセージのレポートには、レポートが生成される個人の給与関係番号およびアサイメント番号も含まれます。

個人は複数の給与関係を持つことができますが、各給与プロセスは単一の給与関係に関連付けられているため、給与プロセスのメッセージは特定の給与関係番号で識別されます。
給与エレメント・エントリのFormula発行など、アサイメントに固有のメッセージもあるため、アサイメント番号で識別されます。