相互検証ルールのロードの例
HCMデータ・ローダーを使用して、セグメント間の検証を定義する原価計算相互検証ルールを作成できます。 前述の説明のとおり、相互検証ルールには条件フィルタと検証フィルタが含まれます。 アプリケーションではまず条件フィルタが検証され、trueの場合は検証フィルタが適用されます。
次の例を使用して、HCMデータ・ローダーを使用して相互検証ルールをロードする方法について考えてみます。
例1: コスト・センターが必要
01の会社に対して空白のコスト・センター値のロードを防止するための相互検証ルールを設定しているとします。 最初のステップとして「会社=01」の条件フィルタが評価されます。 条件フィルタが満たされた場合、「コスト・センターは空白であってはならない」という検証フィルタが適用されます。
この図は、相互検証ルールによって条件フィルタが評価され、結果に応じて検証フィルタが適用される様子を示しています。
このCostKffValidationRule datファイルを使用して、次の条件および検証フィルタを適用します。
METADATA|CostKffValidationRule|StructureInstanceCode|RuleCode|RuleDescription|ErrorMessageText|EnabledFlag|StartDateActive|EndDateActive|ConditionFilterText|ValidationFilterText
MERGE|CostKffValidationRule|HDL_COST_CVR_COST_KFF_INST|<RuleCode>|<ruleDesc>|<errorMsgTxt>|Y|2010/01/01|4712/12/31|COMPANY = 01|COST_CENTER ISNOTBLANK例2: アクティビティ・コードを禁止する
Vision Corpでは、01の会社でのアクティビティ・コードの使用を禁止しています。 「会社=01」の条件フィルタが評価されます。 条件フィルタが満たされた場合、「その会社コードではアクティビティ・コードは空白でなければならない」という検証フィルタが適用されます。
この図は、相互検証ルールによって条件フィルタが評価され、結果に応じて検証フィルタが適用される様子を示しています。
次のdatファイルを使用して、条件フィルタおよび検証フィルタを適用します。
METADATA|CostKffValidationRule|CrossValidationRuleId|StructureInstanceCode|RuleCode|RuleDescription|ErrorMessageText|EnabledFlag|StartDateActive|EndDateActive|ConditionFilterText|ValidationFilterText
MERGE|CostKffValidationRule|22|HDL_COST_CVR_COST_KFF_INST|<RuleCode>|<ruleDesc>|<errorMsgTxt>|Y|2010/01/01|4712/12/31|Company=01|ACTIVITY_CODE ISBLANK例3: アクティビティ・コードがNULLでない場合のアクティビティ・コードの1桁目
会社コードが01で、アクティビティ・コードがNULL以外の場合、アクティビティ・コードの1桁目は0、1、2、3、4のいずれかの値である必要があります。
アプリケーションで評価する条件は次のとおりです。
(会社が01に等しい) AND (アクティビティ・コードが空白でない)
条件フィルタが満たされた場合は、次の検証フィルタを適用します。
(アクティビティ・コードが0で始まる)または(アクティビティ・コードが1で始まる)または(アクティビティ・コードが2で始まる)または(アクティビティ・コードが3で始まる)または(アクティビティ・コードが4で始まる)
この図は、相互検証ルールによって条件フィルタが評価され、結果に応じて検証フィルタが適用される様子を示しています。
次のdatファイルを使用して、条件フィルタおよび検証フィルタを適用します。
METADATA|CostKffValidationRule|CrossValidationRuleId|StructureInstanceCode|RuleCode|RuleDescription|ErrorMessageText|EnabledFlag|StartDateActive|EndDateActive|ConditionFilterText|ValidationFilterText
MERGE|CostKffValidationRule|23|HDL_COST_CVR_COST_KFF_INST|<RuleCode>|<ruleDesc>|<errorMsgTxt>|N|2010/01/01|4712/12/31|Company = 01,ACTIVITY_CODE ISNOTBLANK|ACTIVITY_CODE STARTSWITH 0,ACTIVITY_CODE STARTSWITH 1,ACTIVITY_CODE STARTSWITH 2,ACTIVITY_CODE STARTSWITH 3,ACTIVITY_CODE STARTSWITH 4