実行バランスの生成
給与計算プロセスによって、すべてのバランスの実行結果と値が生成されます。 バランス定義およびバランス挿入を作成または更新すると、実行バランス・ディメンションのバランス計算および格納済バランス値に影響する可能性があります。
バランス定義およびバランス挿入を作成または更新すると、実行バランス・ディメンションのバランス計算および格納済バランス値に影響する可能性があります。 格納されたバランス値が正確でなくなった場合、「バランス定義」タスクの「バランス・ステータスの実行」列に、バランス・ディメンションのステータスが無効として表示されます。 レポートおよびプロセスは、合計された実行結果から正確な値を引き続き取得しますが、実行結果を合計するとパフォーマンスが低下する可能性があります。
パフォーマンスと精度を向上させるには、「実行バランスの生成」プロセスを発行して、保存済実行バランス・ディメンションの無効なバランス値を再計算します。
このトピックの内容は次のとおりです。
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「実行バランスの生成」プロセスの発行
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実行バランスの生成の使用例
「実行バランスの生成」プロセスの発行
給与計算を送信する前に、または次のタスクを作成または更新した後に、「実行バランスの生成」プロセスを発行します:
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バランス挿入や新規バランス・ディメンションの追加など、「バランス定義」タスクを使用したバランス定義
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エレメント・タスクを使用したエレメントへのバランス挿入
プロセスを発行するときに、次の表に示すように、生成する残高を制御するパラメータを指定します。
フロー発行パラメータ |
目的 |
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含める残高 |
プロセスの発行時に含める残高セットを識別します:
ノート: 単一のバランスを選択する場合は、バランスとディメンション名の両方を指定する必要があります。
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バランス名 |
単一のバランスが選択されたときに、実行バランスとしてマークされたバランス名をリストします。 |
ディメンション名 |
単一のバランスが選択されたときに実行ディメンションをリストします。 バランス名を選択すると、リストが再度フィルタされます。 |
実行バランスの生成の使用例
給与計算アプリケーションでパフォーマンスと精度を向上させるために、実行バランスの生成を使用する方法は2つあります。
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バランス挿入有効日の更新
1月1日現在、企業は輸送手当エレメントを停止しています。 これにより、エレメント入力パラメータと関連残高(総額/純額など)の間のバランス挿入が終了します。 また、完了した給与計算のバランス値のステータスも無効に設定されます。 「実行バランスの生成」プロセスを発行して、バランス値を再計算し、ステータスを「有効」に設定します。
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新しいバランス挿入の追加
1月31日に、非課税支給が1月1日時点で課税対象になったという通知を受け取ります。 バランス挿入を支給エレメントに追加して、入力パラメータによって課税対象支給バランスが挿入されるようにします。 「実行バランスの生成」プロセスを発行し、課税対象支給バランスのバランス値を再計算します。