時間処理オブジェクトの作成のベスト・プラクティス
次の図に示すように、時間処理オブジェクトの一意の組合せごとに個別の時間処理プロファイルを作成する必要があります。 祝日エントリをタイム・カードに自動的に追加するには、LDGごとに個別のプロファイルも必要です。
作成する処理オブジェクトが多いほど、継続的なメンテナンス作業は大きくなります。 従業員の時間処理エクスペリエンスを最適化することと、そのエクスペリエンスを維持するために必要な労力とのバランスを見つけたいと考えています。
次に、時間処理プロファイルのコンポーネントがどのように連携するかを示します。 次の各項では、作成する時間処理オブジェクトの数を決定する際に役立ついくつかのガイドラインおよび考慮事項について説明します。
必要な時間コンシューマ・セットの数は、必要な時間コンシューマと、コンシューマごとに次のオプションの一意の構成によって異なります:
- タイム・カード処理の検証
- 時間カテゴリ
- 承認期間
時間コンシューマ・セットとタイム・カード、承認、超過勤務期間
タイム・カード、承認および超過勤務期間の一意の組合せごとに、個別の時間コンシューマ・セットが必要です。 時間コンシューマ・セットの承認期間は、時間処理プロファイルのタイム・カード期間と一致する必要があります。 時間コンシューマごとに、個別の時間処理プロファイルが必要です。
時間コンシューマ・セットと時間カテゴリ
プロジェクト原価計算、給与、休暇欠勤、組合せなど、従業員はどのタイプの時間を報告しますか? 時間タイプとレポート頻度は、時間カテゴリと時間コンシューマ・セットの構成方法に影響します。 1つの時間コンシューマにリンクできるのは1つの時間カテゴリのみであるため、これらの標準カテゴリを使用することをお薦めします: すべてのプロジェクト・エントリおよびすべての給与エントリ。 提供されているカテゴリ「すべての給与エントリ」には、時間ベースとユニット・ベースの両方の時間入力が含まれています。
作成する時間カテゴリおよび時間コンシューマ・セットが多いほど、メンテナンス作業は大きくなります。 別のトピックには、これらのオブジェクトの数を評価するのに役立つシナリオと推奨構成があります。
時間コンシューマ・セットおよびタイム・カード処理の検証
同じ時間コンシューマに対して検証を実行するタイム・カード処理に対して異なる設定を持つ個人のグループごとに1つのコンシューマ・セットを作成します。 次に、「タイム・カード処理の検証」の選択に応じて異なる給与時間コンシューマを作成する方法の例を示します。
- 保存して送信: タイム・カード期間の毎日時間をレポートする個人、またはその週にレポートするエントリの個人。
- 送信のみ: 週の最後にタイム・カードを作成および送信する個人、および時間例外を修正する勤怠管理マネージャ用。
時間カテゴリと時間割付
様々な原価セグメントに割り当てる時間入力を識別するために必要な時間カテゴリをいくつでも作成します。
時間入力および時間計算ルール・セット
1つの時間入力と1つの時間計算ルール・セットのみを1つの時間処理プロファイルにリンクできます。 ただし、ルール・セットにリンクされた個人に対して、必要な数のルールおよびルール・セットをルール・セットに追加できます。 ルール・セットを使用して、休暇、時間検証および時間処理に類似した要件を持つ個人のグループにルールをリンクします。
必要なルールセットの数は、レポート時間の検証方法や勤務時間の計算方法によって異なります。 次に例を示します。
- レポート時間の合計が週に42時間を超えた場合、従業員グループの検証例外が作成されます。 レポート時間の合計が1日に10時間を超えると、別のグループの検証例外が作成されます。
- 1.5の超過勤務レートに通常給与を掛けて支払います。 カリフォルニア州で勤務する従業員の場合、超過勤務レートは24時間で8時間を超える勤務時間ごとに適用されます。 フロリダ州で勤務する従業員の場合、超過勤務レートは、7日間に40時間以上勤務した時間ごとに適用されます。
監査および祝日設定の変更
変更監査設定が異なる個人のグループごとに1つのプロファイルを作成します。 また、同じ給与エレメントを使用する個人のグループごとに1つのプロファイルを作成し、祝日エントリを自動的に作成します。 通常、これはLDGごとに少なくとも1つのプロファイルを作成することを意味します。 たとえば、Public Holiday USエレメントを使用する個人用にプロファイルを1つ作成します。 祝日CANエレメントを使用する個人用に別のプロファイルを作成します。 他のプロファイル・オプションに対する一意の設定の数に応じて、LDGごとに複数のプロファイルを設定できます。
HCMグループ
1つ以上のHCMグループを各プロファイルにリンクします。 プロファイルまたはプロファイルのグループ間で特性が一意である場合は、グループを個別に定義します。 たとえば、次のような理由で個人を別々のグループにグループ化します:
- あるグループには、毎日超過勤務を計算する州で働く人がいます。
- 別のグループには、週単位で超過勤務を計算する州で働く従業員がいます。