パフォーマンス文書期間の設定に関するガイドライン
パフォーマンス・テンプレートで、パフォーマンス文書を作成する文書期間を構成します。 パフォーマンス文書は、その文書期間と、レビュー期間、文書タイプ、関連する質問リストなどの構成済属性をもとに作成されます。
また、その文書にアクセスできる就業者を決定するための適格プロファイルを関連付けることもできます。 この項では、文書期間の構成オプションについて説明します。 パフォーマンス・テンプレートは、「パフォーマンス・テンプレート」タスクを使用して構成します。
文書期間
パフォーマンス・テンプレート内に、単一期間または複数の期間を追加できます。 複数の期間を追加すると、同じテンプレートから異なる期間のパフォーマンス文書を作成できます。 これにより、個別の文書として処理されるが、同じプロセス・フロー、セクションおよび処理ルールが含まれているパフォーマンス文書を作成できます。
名前
文書期間の名前は、その期間に作成されるパフォーマンス文書の名前です。
レビュー期間
文書期間のレビュー期間を選択する必要があります。 レビュー期間は通常、暦年や会計年度、半期などのタレント・ビジネス期間に対応します。 文書期間によって、異なるレビュー期間を選択できます。 また、レビュー期間は、パフォーマンス文書に追加されたの目標の目標プランの追加先を判断する際にも役立ちます。 パフォーマンス文書の目標は、以下の両方に関連付けられた目標プランに追加されます。
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その文書期間について選択されたレビュー期間
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テンプレートについて選択された文書タイプ
目標プランは、Oracle Fusion Goal Managementが使用可能な場合のみ、使用できます。
パフォーマンス文書の「開始日」と「終了日」
パフォーマンス文書の「開始日」と「終了日」は、レビュー期間の「開始日」と「終了日」と同じ、またはその期間内でなければなりません。 期間の日付は重複可能ですが、同じテンプレートに対して同一にはできません。
短縮名
短縮名は、完全なパフォーマンス文書名の代わりに、評点履歴分析に3年ごとに表示される名前です。
使用可能
「使用可能」はデフォルト設定で、マネージャおよび就業者が文書を作成できる期間を表します。
「使用可能」をオフにすると:
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マネージャおよび就業者は文書を作成できません。
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ただし、人事(HR)担当者は「パフォーマンス文書の作成」タスクまたは「欠落しているパフォーマンス文書のモニター」タスクを使用して、文書を検索し、選択できます。
「使用可能」オプションの選択を解除すると、たとえば、将来の期間を作成したがそれらをまだ使用可能にしない場合などにアクセスできないようにできます。 すでに作成された文書は、「使用可能」での選択内容による影響は受けません。
マネージャ共有タスクのロック
調整期間中にマネージャが自分の評価およびコメントを共有しないようにする場合は、このオプションを選択します。 このオプションを有効にすると、マネージャにはパフォーマンス文書を共有するオプションはなく、調整のためにロックされているためパフォーマンス文書を共有できないことを知らせるバナーが表示されます。 この機能は、この文書期間を使用するパフォーマンス文書にのみ適用されます。
適格プロファイル
適格プロファイルを期間に追加して、プロファイルをパフォーマンス文書に関連付け、テンプレートから作成される文書へのアクセスを制限します。 パフォーマンス文書を作ってもらえる、またはパフォーマンス文書にアクセスできるのは、適格基準を満たす就業者のみです。 マネージャは、適格でなくてもパフォーマンス文書にアクセスできます。 期間ごとに異なる適格プロファイルを追加できます。 「一般」タブに追加した適格プロファイルは、自動的に「文書期間」タブに表示されます。
ビジネス・プロセスの必要に応じて、「必須」を削除、選択、または選択解除できます。 ある文書期間に対して適格プロファイルを選択した場合、以下のようにパフォーマンス文書が割り当てられます。
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すべての適格プロファイルが必須としてマークされている場合、個人はすべての適格プロファイルの基準を満たす必要があります。
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必須としてマークされている適格プロファイルがない場合、個人は1つ以上の適格プロファイルの基準を満たす必要があります。
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必須としてマークされている適格プロファイルとそうでない適格プロファイルがある場合、個人はすべての必須プロファイルおよび1つ以上の必須でないプロファイルの基準を満たす必要があります。
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1つのみの適格プロファイルが必須としてマークされている場合、個人はその適格プロファイルの基準を満たす必要があります。
暫定評価および随時評価の文書タイプ
レビュー・プロセスの一部として、四半期評価や随時評価といった暫定評価を使用する場合、それらの評価を使用する文書期間を構成する必要があります。 暫定文書の評点とコメントは、後続のパフォーマンス文書に表示されます。 暫定および最終パフォーマンス文書で使用される文書タイプとレビュー期間の組合せを使用して、最終文書に含まれる暫定文書が決定されます。
暫定評価の評点とコメントは、以下の場合に最終パフォーマンス文書に表示されます。
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その暫定評価の文書タイプを、後続または最終評価の文書期間に追加した。 各暫定評価には、最終評価に表示したい文書タイプを追加できます。
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暫定評価と最終評価のレビュー期間が同じである。
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暫定評価からパフォーマンス文書が完成した。
期日
各期間内に、パフォーマンス・テンプレートで使用されるプロセス・フローに含まれている各タスクの期日を設定することができます。 各タスクの期日は、その前のタスクの期日と同じ、またはそれ以降でなければなりません。ただし、「関係者フィードバック」タスクは例外です。 「関係者フィードバック」タスクの期日は、「就業者のマネージャ評価」タスクの期日と同じか、またはそれ以前になります。
期日は目安であって、パフォーマンス文書の作成や、タスクの完了を妨げるものではありません。
質問リスト
関係者フィードバックを使用する場合は、マネージャ・ロールや就業者ロールなど、各関係者ロールと関連付ける質問リストを期間内に指定する必要があります。 これにより、そのロールで、パフォーマンス文書にフィードバックを入力するための適切な質問にアクセスできるようになります。