ルールの割付
開始する際にこれらのガイドラインを使用すると役立ちます。
割付ルールを作成しないと、納期回答では、優先度に関係なく最初に受け取った要求が納期処理されます。 最初に優先度が低い販売オーダーxを受け取り、次に優先度が高いオーダーyを受け取ると、最初にオーダーxが納期処理され、次にオーダーyが納期処理されます。 オーダーxですべての供給が消費され、y用に残っていない場合があります。 最初にオーダーyを履行するように指示する割付ルールを使用できます。
需要区分の割付
割付ルールを使用して、あるタイプの需要を別のタイプの需要より優先します。
一例を検討してみます。
- 供給の60%を「優先度の高い顧客」需要区分に、40%を「優先度の低い顧客」需要区分に割り付ける割付ルールを作成できます。
- 1月1日に数量100で使用可能な供給があり、1月10日に追加数量100が使用可能になります。
次の履行明細があります。
履行明細 | 品目 | 要求日 | 要求数量 | 需要区分 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
x | AS54888 | 1月1日 | 30 | 優先度の低い顧客 |
履行は9日間遅延します。 明細2は優先度が高く数量30を消費し、納期処理可能な数量70を残します。 70の40%は28にすぎないため、明細1を履行するのに十分な数量は1月10日までありません。 |
y | AS54888 | 1月1日 | 30 | 優先度の高い顧客 |
遅延はありません。100の60%は60であるため、1月1日に明細2を履行するのに十分な数量があります。 |
仕様タイプの設定
「仕様タイプ」属性を使用して、需要の割付方法を指定します。
仕様タイプ | 説明 |
---|---|
数値 | 固定の数量を需要区分に割り付けます。 |
パーセント | 供給合計のパーセントを需要区分に割り付けます。 |
比率 | 需要区分間の比率を使用して供給を分割し、分割された供給を需要区分に割り付けます。 |