開始日および終了日に応じて異なるコンポーネント、資材およびリソースを使用
リソース構成表内の各製造コンポーネントおよびリソースの開始日と終了日を、履行フローで使用される日付に合せます。
同じ操作で、同じコンポーネントまたはリソースの複数のインスタンスを使用できます。
品目の製造方法は、季節、様々な材料特性、新しい規制、設計の改善、予想ダウンタイム、またはその他の計画変更に応じて、時間とともに進化する可能性があります。 これらの生産変更は、単一のリソース構成表で管理できます。 納期回答では、各工程にリード・タイムを適用し、使用可能で、開始日および終了日に応じて現在有効なコンポーネント、資材およびリソースを選択します。
この機能を使用すると、異なる時間間隔で同じコンポーネントまたはリソースの複数のインスタンスを管理できます。
演習
- これらの権限があることを確認してください。
- MSP_SCHEDULE_ORCHESTRATION_ORDER_FULFILLMENT_LINE_PRIV
- MSC_EDIT_BILLS_OF_RESOURCES_PRIV
- MSC_VIEW_BILLS_OF_RESOURCES_PRIV
- 「設定および保守」作業領域に移動し、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。
- 作業定義の各コンポーネントおよび各リソースの開始日および終了日を指定します。
- データを収集します。 「Global Order Promisingのデータの収集」を参照してください。
- 「生産資源構成表の作成」スケジュール済プロセスを実行します。 このスケジュール済プロセスでは、作業定義から各コンポーネントに指定した日付がリソース構成表に追加されます。 納期回答では、このデータを使用して、開始日および終了日に従って使用可能なコンポーネントおよびリソースを決定でき、これらのコンポーネントおよびリソースがオーダーの需要日を満たすように販売オーダーをスケジュールします。 リソース構成表の作成を参照してください。
ガイドライン
- 同じコンポーネントの複数のインスタンスを同じ操作または異なる操作に割り当てることができます。 これらのアサイメントごとに異なる日付範囲を使用します。
- 各リソースの複数のインスタンスを設定できます。 インスタンスごとに異なる用途と異なる日付を指定します。
- スケジュール済プロセスは、各プライマリ・リソース、各代替リソースおよび各代替コンポーネントを処理します。 スケジュール済プロセスでは、各代替の有効日または代替の有効日がプライマリの日付に設定されます。
- スケジュール済プロセスで、有効日、使用目的および基準が同じコンポーネントまたはリソースに対して複数の作業定義が検出された場合、それらの作業定義は1つの作業定義に結合されます。
- 工程に同じコンポーネントの複数のインスタンスがある場合、スケジュール済プロセスでは、品目の構成の「番号の検索」属性を使用して各インスタンスを一意に識別します。 検索番号の詳細は、「構成詳細の表示-クラシック」を参照してください。
- 作業定義の終了日がすでに発生している場合、スケジュール済プロセスにはその作業定義がリソース構成表に含まれません。
- コンポーネントまたはリソースの終了日がすでに発生している場合、スケジュール済プロセスにはそのコンポーネントまたはリソースがリソース構成表に含まれません。
例の概要
作業定義に次の階層があるとします:
M1
AS301
CM201
CM202
R3
SB111
CM364
CM365
R4
説明
- M1は、製造施設を識別します。
- AS301は、M1製造機能で構築するアセンブリです。
- CM201およびCM202は、AS301アセンブリを完了するために必要な各コンポーネントです。
- R3は、AS301のアセンブルに使用するリソースです。
- SB111は、AS301のサブアセンブリです。
- CM364およびCM365は、SB111サブアセンブリを完了するために必要な各コンポーネントです。
- R4は、SB111を組み立てる必要があるリソースです。
次に、この例で使用する命名法を示します:
- ASはAssemblyを意味します。
- SBはサブアセンブリを意味します。
- CMはコンポーネントを意味します。
- Rはリソースを意味します。
同じコンポーネント、異なるレベル、日付および基準
ビジネス・シナリオによっては、作業定義に多くの柔軟性が必要となる場合があります。
花束であるGlorious Bouquetという品目を販売するとします。 顧客は、花束のさまざまな部分で、年内のさまざまな時期に見たい花について、非常に目に見える味を持っています。 一部のタイプの花は常に利用可能であり、顧客は季節に関係なく常にそれらを望んでいるので、それらを固定すると考えます。 しかし、他の花は季節とともにやってくるので、それらを変数として見ます。
作業定義に次の階層があるとします:
説明
- Glorious Bouquetは、あなたのトップレベルのアセンブリです。
- Focal Flowers、Secondary Flowers、Leafy Greensはサブアセンブリです。
- Sunflower、Tulip、Dahlia、California Poppy、Alstroemeria、Cala Lilly、Oregano、VerbenaおよびBasilはコンポーネントです。
簡潔にするために、私たちはSecondary FlowersとCalifornia Poppyに焦点を当てます。 これらを識別する方法を次に示します:
| 品目 | 説明 |
|---|---|
| Glorious Bouquet | AS301. トップ・レベル・アセンブリ。 |
| Secondary Flowers | SA1. コンポーネントを含むサブアセンブリ。 |
| California Poppy | C1. コンポーネント。 |
作業定義に、作業定義の異なるレベルで同じクリティカル・コンポーネントの複数のインスタンスが含まれ、そのコンポーネントの基準が有効日によって異なるとします。 スケジュール済プロセスは、各インスタンスを親品目にリンクします。 コンポーネントの基準が次の場合:
- 固定 スケジュール済プロセスでは、各インスタンスの日付が親にロールアップされます。
- 「変数」。 半組立品と構成部品の間の日付が一致する場合、または構成部品の日付が半組立品の日付範囲内にある場合は、その構成部品が生産資源構成表に含まれます。 そうでない場合、そのコンポーネントは含まれません。 このロジックは、クリティカルでないサブアセンブリがあり、クリティカルなコンポーネントが含まれている場合に適用されます。
7月21日から12月1日までの次の夏季および秋季のブーケ販売シーズンに備える必要があります。 供給の季節変動に応じて異なる約束をする必要があるため、次の作業定義を作成します:
| 行 | 説明 | 組立品 | サブアセンブリまたはコンポーネント | 有効日 | 数量 | 基準 | 番号を検索 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Glorious Bouquet | AS301 | SA2 | 21年7月 | 1 | 固定 | 1 |
| 2 | Secondary Flowers | - | SA2 | 7月21日から9月30日 | 5 | 変動 | 2 |
| 3 | Secondary Flowers | - | SA2 | 7月21日から11月1日 | 6 | 変更項目 | - |
| 4 | Secondary Flowers | - | SA2 | 2年11月 | 10 | 変動 | - |
| 5 | California Poppy | SA2 | C1 | 7月21日から12月1日 | 1 | 固定 | 1 |
| 6 | California Poppy | - | C1 | 8月1日から10月1日 | 2 | 固定 | 2 |
| 7 | California Poppy | - | C1 | 7月21日から11月1日 | 2 | 変動 | - |
終了日がない場合、表の「有効日」列には開始日のみが含まれます。
Glorious BouquetアセンブリにSecondary Flowersサブアセンブリの複数のインスタンスを作成して、季節変動を考慮します:
- 行1 Glorious Bouquet、トップ・レベルのアセンブリが含まれています。 日付は、7月21日から9月30日までの販売シーズンの全期間にわたって実行されます。
- 行2 7月21日から9月30日までのSecondary Flowersと、販売シーズンの初期部分をカバーする数量5が含まれています。
- 行3 7月21日から11月1日までのSecondary Flowersと、通常シーズン後半に使用可能な供給の増加をピック・アップするための数量6が含まれます。
- 行4 10月末の秋の収穫時には、Secondary Flowersの余剰目録が用意されていることから、Secondary Flowersのこのインスタンスを10個以上の量で作成し、11月2日に発効されます。
- 「行5」。 California Poppyはあなたの商標の二次花です、あなたは常にそれらの少なくとも1つを含めるので、あなたはそれを固定として追加し、数量は1、7月21日から12月1日です。 これは、ほとんどの販売シーズンをカバーしています。
- 「行6」。 数量が2、8月1日から10月1日のポピーを追加します。
- 「行7」。 8月から11月の間には、7月から12月の間よりも多くのポピーが利用できるため、8月から11月までのブーケに含めるポピーの数を増やします。
ノート
- 作業定義は、Secondary FlowersおよびCalifornia Poppyの番号の検索属性を指定します。
- SA2、Secondary Flowersを除き、すべてのコンポーネントおよびリソースがクリティカルであるとします。
- ここでは、例を説明するためにのみ「行」を使用しています。 実際の作業定義にそのような行はありません。
California Poppyに可変基準があり、そのポピーの日付範囲がある場合:
- Secondary Flowersの日付範囲に一致または範囲内にあります。 スケジュール済プロセスでは、そのポピーの日付範囲がロールアップされます。
- Secondary Flowersの日付範囲と一致しないか、範囲内にありません。 リソース構成表には、そのポピーは含まれません。
7月20日に「リソース構成表の作成」スケジュール済プロセスを実行するとします。 スケジュール済プロセスにより、次のリソース構成表が作成されます。
| 組立品 | コンポーネント | 有効日 | 数量 | 基準 | 番号を検索 |
|---|---|---|---|---|---|
| Glorious Bouquet、AS301 | California Poppy、C1 | 7月30日から12月1日 | 1 | 固定 | 1 |
| - | California Poppy、C1 | 8月1日から10月1日 | 2 | 固定 | 2 |
| - | California Poppy、C1 | 7月21日から11月1日 | 12 | 変動 | - |
リソース構成表には、作業定義の次の行のC1が含まれます:
- 行5は、基準が固定されているためです。 リソース構成表には、すべての固定コンポーネントが含まれます。 また、作業定義の各固定コンポーネントの正確な数量も含まれます。 数量も変動ではなく固定されているため、数量は調整されません。
- 行6は、基準が固定されているためです。
- 行7のC1ポピーの日付範囲は7月21日から11月1日であり、その日付範囲は行3のSA2 Secondary Flowersの範囲と一致するため、行7。
スケジュール済プロセスが12個のポピーの数量を取得するために適用される計算を次に示します:
- 作業定義の行3の数量は6です。つまり、Glorious Bouquetには6つのSecondary Flowersサブアセンブリが必要です。
- C1 California Poppyの行7の数量は2であるため、行3のSecondary Flowersサブアセンブリには、2つのC1 California Poppyコンポーネントの数量が必要です。
- 2 California Poppyコンポーネントに6つのSecondary Flowersサブアセンブリを乗算すると、12ポピーになります。 その量はまた、黄色のレンガ道路の両側に並ぶのに十分なポピーです。
同じコンポーネント、異なる用途
同じコンポーネントがあるが、異なる用途に適用し、すべてのコンポーネントおよびリソースがクリティカルであるとします。
「リソース構成表の作成」スケジュール済プロセスを1月1日に実行すると、次のリソース構成表が作成されます:
| 組立品 | コンポーネントまたはリソース | 工程連番 | 数量 | 有効日 |
|---|---|---|---|---|
| AS301 | SB111 | 10 | 1 | Jan 1 |
| - | CM201 | 10 | 1 | Jan 1 |
| - | CM202 | 20 | 2 | 1月1日から5月31日 |
| - | CM202 | 30 | 4 | Jun 1 |
| - | R3 | 10 | 0.5 | Jan 1 |
| SB111 | CM364 | 10 | 1 | Jan 1 |
| - | CM365 | 10 | 1 | Jan 1 |
| - | R4 | 10 | 0.5 | Jan 1 |
ノート
- 終了日がない場合、表の「有効日」列には開始日のみが含まれます。
- 工程連番は、組立品の作成に使用する順序を指定します。 たとえば、まず操作10、次に操作20、次に操作30を実行します。
簡潔にするために、納期回答がCM202に対してのみどのように機能するかを見てみましょう。 リソース構成表では、CM202の日付範囲に応じて、様々な操作にCM202が使用されます。 CM202に対する要求が発生した場合:
- 1月1日から5月31日までの納期回答では、数量2が消費されます。
- 6月1日以降、納期回答では数量4が消費されます。
同じコンポーネントまたはリソース、日付の重複
次に、作業定義の階層が少し異なるとします:
M1
AS301
CM201
CM202
R3
R4
SB111
CM201
CM365
R4
これらの値があるとします。
| 組立品 | コンポーネントまたはリソース | 工程連番 | 数量 | 基準 | 有効日 |
|---|---|---|---|---|---|
| AS301 | CM202 | 10 | 1 | 変動 | 1月1日 |
| - | CM201 | 10 | 1 | 変動 | 1月1日 |
| - | R4 | 10 | 0.5 | 変動 | 1月1日 |
| - | SB111 | 20 | 1 | 変動 | 1月1日 |
| - | R3 | 20 | 0.5 | 変動 | 1月1日 |
| SB111 | CM201 | 10 | 1 | 変動 | 2月1日から5月31日 |
| - | CM365 | 10 | 1 | 変動 | 2月1日から5月31日 |
| - | R4 | 10 | 0.5 | 変動 | 2月1日から5月31日 |
次のように仮定します。
- SB111およびR3を除き、すべてのコンポーネントおよびリソースが重要です。
- AS301とSB111は、どちらも同じCM201コンポーネントと同じR4リソースを使用します。
- CM201は、終了日なしで1月1日に有効になり、R4の日付範囲は2月1日から5月31日までであるため、CM201とR4の日付は互いに重複します。
「リソース構成表の作成」スケジュール済プロセスを1月1日に実行し、次のリソース構成表を作成するとします:
| 組立品 | コンポーネントまたはリソース | 数量 | 有効日 |
|---|---|---|---|
| AS301 | CM202 | 1 | 1月1日 |
| - | CM201 | 1 | 1月1日 |
| - | CM201 | 1 | 2月1日から5月31日 |
| - | R4 | 0.5 | 1月1日 |
| - | CM365 | 1 | 2月1日から5月31日 |
| - | R4 | 0.5 | 2月1日から5月31日 |
スケジュール済プロセスは、子SB111のコンポーネント、リソースおよび日付をリソース構成表の親AS301にロールアップします。
CM202コンポーネントの要求が発生した場合:
- 2月1日から5月31日まで、納期回答では数量2が消費されます
- 1月1日から1月31日まで、または6月1日以降に納期回答では数量1が消費されます
R4リソースの要求が発生した場合:
- 2月1日から5月31日まで、納期回答では1時間の数量が消費されます
- 1月1日から1月31日まで、または6月1日以降に、納期回答では0.5時間の数量が消費されます
項目の基準を「固定」または「変数」に設定することに注意してください。
この例では、データの収集が終了した後、この階層の作業定義を示します:
ノート
- R4リソースは、OP10操作を実行してSB111サブアセンブリを構築します。 CM201およびCM365コンポーネントを使用します。 このOP10は、2月1日より早く開始できますが、5月31日より後に終了する必要があります。
- R4リソースはOP10操作を実行し、CM201コンポーネントを使用してCM202コンポーネントをアセンブルします。 このOP10は、1月1日以降にいつでも開始できます。
- R4リソースは、OP20操作を実行して、最終的なAS301アセンブリを構築します。 SB111サブアセンブリおよびCM202コンポーネントを使用します。 このOP20は、1月1日以降にいつでも開始できます。