販売オーダーの管理の概要
顧客サービス担当、オーダー・マネージャまたはオーダー管理者は、「オーダー管理」作業領域の「概要」ページを使用して、新規販売オーダーを作成し、販売オーダー、および組織が販売オーダーを履行するために使用する履行システムに関する詳細を取得できます。
「概要」ページを使用した作業の開始
販売オーダーの作成および管理の開始点として、「オーダー管理」作業領域の「概要」ページを使用します。
実行できる処理は次のとおりです。
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新規販売オーダーを作成します。
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オーダー・ステータスおよび履行明細例外をモニターします。
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販売オーダー、および販売オーダーを履行するオーケストレーション・プロセスを表示します。
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ガント・チャート、ビジュアルなアラート、およびステータスを使用して、遅れる危険性があるタスクを識別します。
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品目有効数量(オプションとその原価、搬送日を含む)をチェックします。
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品目を置き換えたり、複数の倉庫から品目を供給できるように履行明細を分割するなど、訂正処理を実行します。
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履行明細を手動でスケジュールします。
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保留を管理します。
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メッセージを管理します。
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エラーからリカバリします。
販売オーダーの履行
オーダー管理者は、Order Managementおよび他のOracleアプリケーション(Oracle Inventory Managemenなど)を設定して、組織でのオーダー履行を最適化します。
一般的なオーダー履行プロセスを次に示します。
ノート
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「オーダー管理」作業領域にサインインし、「概要」ページに移動して、「オーダーの作成」ページで新規販売オーダーを作成します。 見出し領域で顧客を選択し、「オーダー明細」領域を使用してオーダー明細を追加してから、「送信」をクリックします。
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Order Managementで、各オーダー明細が履行明細に変換されます。
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オーケストレーション・プロセスで履行明細が履行されます。
オーケストレーション・プロセスでは、履行を実行するタスク(スケジュール、在庫の予約、出荷など)が実行されます。 これを使用して履行ステータスをモニターできます。
履行をスケジュールするために、オーケストレーション・プロセスでは、品目を供給する倉庫など、オーダー管理者がサプライヤに対して実行する設定が使用されます。
詳細は、オーダー履行のモニターを参照してください。
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オーダー管理から販売オーダーがOracle Inventory Managementに送信されます。ここで、在庫が予約され、品目が倉庫の棚からピックされて、顧客に出荷されます。
オーダー履行中は在庫管理からオーダー管理に出荷の進捗が通知され、オーダー管理の「オーダー管理」作業領域に更新済のステータスが表示されるため、履行の進捗をモニターできます。
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顧客が、品目を受け取ったことを確認します。
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オーダー管理では、オーダー管理者が設定した請求(この顧客の支払条件など)を使用してこの販売オーダーが顧客に請求され、請求処理によって支払が回収されます。 「オーダーの作成」ページの「請求および支払詳細」領域で、請求詳細を設定することもできます。
履行中は、オーダー・ステータスが継続的に更新されて、「オーダー管理」作業領域に表示されます。
組織によっては、オーダー取得システムからオーダー管理にソース・オーダーをインポートする場合もあります。 組織におけるオーダー履行の仕組みの詳細は、オーダー管理者に問い合せてください。
販売オーダーの例
作成できる販売オーダーの例を次に示します。
ノート
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オーダー・ヘッダーを使用して、顧客に関する詳細を追加します。 顧客属性を値(Computer Service and Rentalsなど)に設定すると、オーダー管理は、ヘッダーの他の属性の値を入力します。
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オーダー明細領域のカタログ明細を使用して、追加する必要がある品目を検索します。
この例では、AS54888 Standard Desktopをすでに検索して追加しています。 CN62101プリンタを検索し、「追加」をクリックして、これをカタログ明細からオーダー明細領域に移動します。
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オーダー明細領域のタブを使用して、他の詳細を設定します。
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トラックをクリックして、品目を供給する倉庫、小包やおよび郵便を介して出荷するかどうかなどの出荷および供給の詳細を設定します。
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タグをクリックして、支払条件が「30日以内全額支払」や「即時」などの請求詳細を設定します。
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