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オーダー履行のモニター

各販売オーダーのオーダー履行をモニターおよび管理します。

履行明細を変更すると、オーダー管理では、通常、その履行明細を処理するオーケストレーション・プロセスが変更されます。 変更には、変更オーダー、履行明細属性の編集、再スケジュールなど、手動変更と自動変更があります。 オーダー管理で変更が評価され、その変更に対応するために必要な調整が決定されます。

履行をモニターするには様々な方法があります。

履行をモニターする方法

ノート

  • 「検索」フィールドにオーダー番号を入力します。

  • いずれかの管理タスクを使用します。

  • いずれかの棒グラフでをクリックします。

この例では、オーダーの管理タスクを使用します。

  1. 「オーダー管理」作業領域に移動し、「タスク」→「オーダーの管理」をクリックして、販売オーダーを検索します。

  2. 「オーダーの管理」ページの「オーダー」列で、オーダー番号をクリックします。

  3. 「オーダー」ページで、「履行ビューに切替」をクリックします。

    履行ビューを使用して、オーダー履行をモニターして管理します。 販売オーダーを履行するためにオーダー管理で追加された履行明細やオーケストレーション・プロセスなど、オーダー変換の結果が表示されます。

  4. 「履行明細」タブでは、作成したオーダー明細ごとに別の履行明細がオーダー管理によって追加され、各履行明細にはオーダー・ステータスおよびオーケストレーション・プロセスに関する詳細が含まれていることに注意してください。

    作成したオーダー明細ごとの別の履行明細、各履行明細にはオーダー・ステータスおよびオーケストレーション・プロセスに関する情報が含まれる

    詳細は、オーダー管理でのソース・オーダーから販売オーダーへの変換方法を参照してください。

  5. オーケストレーション・プロセス番号(例: 300100090333478)をクリックします。

  6. 「オーケストレーション・プラン」タブで、この履行明細を履行するためにオーケストレーション・プロセスでスケジュールされた履行タスク、および各履行タスクの現在のステータスを確認します。

    各履行タスクの危険が「低」の例を示します。

    各履行タスクの危険が「低」の例

    ノート

    • 開始されたタスクはありません。

    • オーケストレーション・プロセスでは、計画開始日が発生していない、最早許容出荷日が将来発生しすぎている、その他の販売オーダーの優先度が高くなるなど、様々な理由で履行タスクが開始されない場合があります。

    • 詳細は、問題の修正およびパフォーマンスの向上を参照してください。

オーケストレーション・プランのモニター

別のオーケストレーション・プランの詳細を見てみましょう。 オーケストレーション・プランは、販売オーダーの履行を調整して計画するための、ステップごとのプロセスです。

  • これは、タスク、タスク・ステータス、日程計画、出荷計画などを含みます。

  • そのプランニング時に含めたタスクを完了するのに数秒しか要さない場合もあれば、数日を要する場合もあります。

    たとえば、電子的に配布される文書の購読契約のように、物理的な出荷を必要としない品目を顧客が購入した場合、出荷は数分で完了します。 一方、トラックで客先に納入するラップトップ・コンピュータのように、物理的な出荷が必要な品目の場合は、出荷が完了するまでに数日かかることがあります。

ここに示すオーケストレーション・プランの例は、請求書履行タスクに至るまでの販売オーダーのすべての履行タスクを完了し、現在は、販売オーダーを精算するための請求を待機している状態です。

オーケストレーション・プランの例

チェック・マークは、履行タスクが完了したことを示します。 作成したオーケストレーション・プランは、オーダー管理者が「オーダー管理」をどのように設定したかに応じて、履行タスクとタスク・ステータスの表示が異なることがあります。

このオーケストレーション・プランの例には、これらの履行タスクが含まれています。

履行タスク

説明

スケジュール

オーダー納期処理にスケジューリング要求を送ります。

これは、たとえば販売オーダーのスケジュール作成、販売オーダーのスケジュール解除、または品目の有効数量確認のために行います。

予約

在庫履行システムに予約要求を送ります。 予約は、販売オーダーに対する供給品を確保して、他の販売オーダーやシステムがその供給品を使用できないようにします。

取引コンプライアンスの確認

取引コンプライアンス・スクリーニングを実行します。 担当のオーダー・マネージャは、オーダー履行時に、取引コンプライアンスを目的として各販売オーダーのスクリーニングを行うために、「オーダー管理」を管理します。

詳細は、取引コンプライアンス・スクリーニングを必要とする販売オーダーの管理を参照してください。

輸送プランニング

販売オーダーに関する輸送を計画するため、Transportation Managementに要求を送ります。

出荷

出荷要求を作成する履行システムに要求を送ります。 出荷システムは、出荷確認前の時点を含め、ステータスが更新されると、常にOrder Managementに履行明細を送ります。

たとえば、「履行明細」タブに表示される属性に関する更新の詳細を送ります。

  • 予定出荷日

  • 予定到着日

  • 実績出荷日

  • 実績搬送日

一時停止

出荷搬送確認を一時的に停止します。 一時停止タスクはオーケストレーション・プロセスの実行を一時的に停止することができるので、履行の条件が満たされるまで待機できます。

請求書

請求システムに要求を送り、受け取った応答を解釈します。

これらのいずれかの処理を実行した場合、オーダー管理はオーケストレーション・プランを更新しません。

  • 履行明細を手動で分割。

  • 出荷セットからオーダー明細を削除。

  • 倉庫を変更。

  • 代替品目を使用。

  • 出荷予定日を上書き。

たとえば、履行明細内の数量を10から100に変更した場合、Order Managementは、その履行明細の品目が予定通り搬送されるようにするために、オーケストレーション・プランの予約ステップを更新します。 しかし、倉庫を変更した場合、オーダー管理は予約ステップを更新しません。

資産のモニター

オーダー管理者がOrder Managementを設定した方法に応じて、「履行明細の管理」ページの「追跡対象資産」属性を表示してオーダー履行中に資産をモニターできます。 この属性には、これらのいずれかの値が含まれます。

説明

顧客資産

品目を顧客に販売、リース、貸し付けるときにのみ品目を資産として追跡します。

Oracle Applicationsは、場所の変更、所有権変更、構造の変更など、品目に対する後続の各変更を追跡します。 この追跡はリースの終了など、資産が終了されるまで、または顧客が返品するまで続きます。

完全ライフサイクル

Oracleアプリケーションに入力したときに品目を資産として追跡します。 購買受入、製造完了、またはその他のタイプの受入によって資産の作成が開始されます。

Oracle Applicationsは、場所の変更、所有権変更、構造の変更など、資産が終了するまで後続の各変更を追跡します。

資産でシリアル番号が参照されない場合、「完全ライフサイクル」の追跡は「顧客資産」の追跡と同じになります。

トラッキングなし

品目を資産として追跡しません。

履行詳細の表示

「履行明細」ページには多数の履行詳細が表示されますが、ページに直接表示されない属性もあります。 それらの属性の詳細は、次の方法で取得できます。

  1. 販売オーダーを開き、「履行ビューに切替」をクリックします。
  2. 「履行明細」をクリックし、目的の明細(1-1など)をクリックします。
  3. 「履行明細」ページで、「処理」→「履行詳細の表示」をクリックします。
  4. 「履行詳細」ダイアログを使用して、必要な詳細を取得します。
対象領域 属性
出荷
  • 船荷証券
  • トラッキング番号
  • 運送状番号
  • 数量
  • 単位
  • 搬送
  • ステータス
  • セカンダリ数量
  • セカンダリ単位
  • トランザクション日
  • 追加情報
請求
  • 売掛管理ビジネス・ユニット
  • 請求日
  • 請求書番号
  • 請求書金額
  • 追加情報
ロットおよびシリアル番号
  • 改訂番号
  • ロット
  • シリアル番号: 自
  • シリアル番号: 至
  • 追加情報
その他
  • トランザクション日
  • タスク・タイプ
  • タスク・タイプ摘要
  • ステータス
  • 数量
  • 単位名
  • 追加情報