受託製造業者とサプライヤ間の複数ティア関係のモデル化方法
契約製造の関係では、受託製造業者と同様に、重要なコンポーネントを提供する上流のコンポーネント・サプライヤと協力することが必要です。 サプライ・チェーン・コラボレーションは、コラボレーション関係でモデル化されていれば、受託製造業者とそのサプライヤの両方にオーダー予測を送信できます。 この方法によって、当初の機材の製造者と受託製造業者の両方が、コンポーネント提供のコミットメントについての可視性をもつことができます。

次の表は、受託製造業者とサプライヤ間の複数ティア関係の例を示しています。
関係 |
出荷元 |
出荷先 |
品目 |
---|---|---|---|
1 |
サプライヤB |
受託製造業者A (組織A) |
コンポーネント |
2 |
受託製造業者A |
組織X |
完成品 |
この例で、サプライヤBは、受託製造業者Aにコンポーネントを出荷しています。 受託製造業者Aは、企業組織Xに完成品を出荷しています。
コラボレーション関係の出荷先属性は、常に在庫組織または品目組織にマップされます。 受託製造業者Aを有効な出荷先組織とするには、受託製造業者Aを在庫組織としてモデル化する必要があります。
受託製造業者とサプライヤ間の複数ティア関係をモデル化するには:
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受託製造業者(出荷先サプライヤ・サイト)を、Oracle Supply Chain Planning Supply Network Modelでサプライヤ・サイトに関連付けられた組織として設定します。
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「サプライ・チェーン・コラボレーション」で、出荷先を製造組織の連絡先として、関係を定義します。
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「コラボレーション関係」の「取引先アクセス」セクションで、受託製造業者を、予測を表示、予測数量を編集、および自身の上流のサプライヤのかわりにコミットできるようにします。
コラボレーション・メッセージングの使用に関する詳細は、Oracle Procurement Cloudの調達の実装に関するガイドを参照してください。