目標管理設定による目標処理の制御方法

目標または目標プランの作成時に指定する設定によって、マネージャまたは従業員が目標または目標プランにアクセスできるかどうか、および実行できる処理が決まります。

目標管理の設定

この表では、様々な設定を示し、その影響について説明します。

設定	設定場所	タイプ	これを設定するユーザー	設定を指定するタイミング	影響
次による目標の更新を許可	目標プラン	次のオプションを含むリスト: HR担当者 HR担当者およびマネージャ HR担当者、マネージャおよび就業者	HR担当者	目標プランの作成または編集時	目標プランの目標を更新できるユーザーを制御します。
HRが割り当てた目標に対する就業者およびマネージャの処理	目標プラン	次のオプションを含むリスト: 取消および削除 取消のみ 削除のみ	HR担当者	目標プランの作成または編集時	これにより、HR担当者が割り当てた目標をマネージャおよび従業員が取消または削除できるかどうかが決まります。 ノート: この設定は、「次による目標の更新を許可」設定の値が「HR担当者、マネージャおよび就業者」の場合にのみ有効になります。
就業者に対するキー属性更新の許可	目標	有効または無効にできるチェック・ボックス。	HR担当者 マネージャ	目標の割当時	これにより、目標割当先が目標のキー属性を更新できるかどうかが決まります。 このチェック・ボックスの選択を解除すると、目標割当先は、ステータスや摘要などの非キー属性のみを更新できます。 ノート: このチェック・ボックスを選択できるのは、「次による目標の更新を許可」設定の値が「HR担当者、マネージャおよび就業者」の場合のみです。
ソース	目標	次のいずれかのアプリケーション生成値。 HR担当者 マネージャ HR担当者およびマネージャ 就業者	アプリケーション	値は、目標の作成者または割当者に基づいて設定されます。 HR担当者: HR担当者が従業員に目標を割り当てるとき マネージャ: マネージャが従業員に目標を割り当てるとき HR担当者およびマネージャ: マネージャとHR担当者の両方であるユーザーが従業員に目標を割り当てるとき 就業者: 従業員が自分自身の目標を作成するとき	目標のソースが「HR担当者」の場合、目標へのアクセス権を持つHR担当者は、目標を削除または取り消すことができます。 目標ソースが「マネージャ」の場合、目標を削除または取り消すことができるのは次の個人のみです。 目標を割り当てたマネージャ マネージャ階層の従業員のマネージャの上のマネージャ 目標割当先のHR担当者 目標ソースが「HR担当者およびマネージャ」の場合、削除または取り消すことができるのは次の個人のみです。 目標を割り当てたマネージャとHR担当者の両方であるユーザー 目標割当先のHR担当者 目標ソースが「就業者」の場合、目標を作成した従業員またはHR担当者のみが目標を削除または取り消すことができます。

目標管理設定の仕組み

この表は、「次による目標の更新を許可」および「就業者に対するキー属性更新の許可」目標管理設定の様々な組合せに対する影響を示しています。

「次による目標の更新を許可」目標プラン設定	「就業者に対するキー属性更新の許可」目標設定	マネージャが実行できる操作	従業員が実行できる操作
HR担当者	いいえ	目標を追加できません 目標を更新できません	目標を追加できません 目標を更新できません
HR担当者およびマネージャ	いいえ	チーム・メンバーの目標プランに目標を追加できます チーム・メンバーの目標プランの目標を更新できます	目標を追加できません 目標を更新できません
HR担当者、マネージャおよび就業者	いいえ ノート: :マネージャは、マネージャまたはHR担当者によってチーム・メンバーに割り当てられた目標に対してのみ、この設定を更新できます。	チーム・メンバーの目標プランに目標を追加できます チーム・メンバーの目標プランの目標を更新できます	割当られた目標の進捗属性のみ更新できます 制限なしで自分の目標を追加および更新できます
HR担当者、マネージャおよび就業者	はい ノート: :マネージャは、マネージャまたはHR担当者によってチーム・メンバーに割り当てられた目標に対してのみ、この設定を更新できます。	チーム・メンバーの目標プランに目標を追加できます チーム・メンバーの目標プランの目標を更新できます	割当られた目標を制限なしで更新できます 制限なしで自分の目標を追加および更新できます