データベース接続の準備
Oracle GoldenGate for SQL Serverのデータベース接続、システムおよびパラメータ設定の構成について学習します。
Oracle GoldenGate for SQL Serverは、事前にパッケージ化されているODBCドライバを使用してSQL Serverデータベースに接続します。接続は、データ・ソース名(DSN)を使用するか、直接接続を使用してデータベース・サーバーのホスト、ポート、データベースおよびその他の情報を提供することで確立できます。
DSN接続を使用する場合は、接続の詳細をodbc.ini
ファイルにリストする必要がありますが、直接エントリを使用する場合は、管理サービスのWebインタフェースまたは管理クライアントを介してデータベース接続を追加するときに手動で入力します。
Linuxでのデータベース接続の作成
サポートされているバージョンのMicrosoft ODBCドライバがインストールされていることを確認するには、unresolvable-reference.html#GUID-4CD9511F-F3FC-4A23-8568-6EB9CF0855D0の次の手順に従います。
ODBCドライバをインストールした後、次の例に従ってLinux用のODBC DSNを作成します:
WindowsでのDSN接続の構成
Windows上で実行されているOracle GoldenGateプロセスのデータベース接続を作成する前に、最新バージョンのMicrosoft ODBC Driver 18 for SQL Serverをインストールします。
次のステップに従って、Oracle GoldenGateがインストールされているWindowsサーバーにシステムDSNを作成します。
SQL ServerのDSNの作成手順:
SQL ServerのAlways On構成のリスナーへの接続
ExtractおよびReplicatは、Always On構成のリスナーに接続するか、グループの現在のプライマリ・レプリカに直接接続できます。
リスナーへの接続を作成する利点は、ExtractまたはReplicatで、フェイルオーバー時に新しいプライマリへの接続文字列を再構成しなくても、新しいプライマリ・レプリカに再接続できることです。
Extractは、読取り専用問合せを使用可能で読取り可能な同期モードのセカンダリ・レプリカにルーティングするように構成することもできます。デフォルトでは、Extractがリスナーに接続していると、すべての処理がプライマリ・レプリカに対して実行されますが、Extractの構成でTRANLOGOPTIONS ALWAYSONREADONLYROUTING
パラメータが指定されていると、読取り専用問合せはリスナーによって使用可能な読取り可能セカンダリ・レプリカにルーティングされます。
詳細は、「TRANLOGOPTIONS」および「Always On可用性グループ内のデータベースのキャプチャおよび配信要件の概要」を参照してください。
Always On構成のリスナーに接続するためのDSNを作成する場合は、DSNの作成時にマルチサブネット・フェイルオーバー・オプションを有効にします。Linux DSN接続の場合は、DSNエントリのMultiSubnetFailover=Yes
オプションを使用します。