データベース接続の準備

Oracle GoldenGate for Teradataのデータベース接続の構成について学習します。

Oracle GoldenGate for Teradataは、ODBC Driver for Teradataと、データ・ソース名(DSN)で提供される接続情報を使用してTeradataデータベースに接続します。DSN接続では、接続の詳細をodbc.iniファイルにリストし、Oracle GoldenGateのWebUIまたは管理クライアントでデータベース接続を作成するときにDSN値を参照する必要があります。

Oracle GoldenGateサーバーで、サポートされているODBC Driver for Teradataをインストールおよび構成し、ターゲットTeradataシステムへのOracle GoldenGate接続に使用するDSNエントリを作成します。

Oracle GoldenGateのこのリリースのOracle GoldenGate認証マトリックスを確認し、サポートされているTeradata TTUバージョンを確認します。https://downloads.teradata.com/で入手できるODBC Driver for Teradataをダウンロードしてインストールします。

「LinuxでのDSN接続の構成」のトピックで説明されているステップを使用してDSNエントリを作成したら、「データベース接続の追加」トピックに進み、データベース接続の作成方法を確認します。

LinuxでのDSN接続の構成

Oracle GoldenGateプロセス用にDSNエントリを作成するには、最初に次のステップを実行し、Oracle GoldenGate for Teradataデプロイメント用の新しい環境変数を追加し、既存の環境変数を更新してから、接続属性を格納するodbc.iniファイルを作成します。

  1. サービス・マネージャのWebインタフェースにログインします。

  2. 左側のナビゲーション・ペインで、「デプロイメント」をクリックし、Oracle GoldenGate Teradataデプロイメントを選択します。これにより、デプロイメントに使用可能な設定が表示されます。

  3. 「構成」をクリックし、「環境変数」の横に表示されているプラス記号(+)をクリックします。

  4. 使用可能な2つのフィールドに次の情報を入力します。

    環境変数名 = ODBCINI

    環境変数値 = Teradata deployment path/etc/conf/ogg/odbc.ini

    ノート:

    odbc.iniファイルは任意の場所に作成できますが、デプロイメントのODBCINI環境変数で正しく参照される必要があります。

    図4-2 環境変数の追加


    Oracle GoldenGate WebインタフェースからODBCINI環境変数値を設定します。

  5. 「発行」をクリックして新しい変数を作成します。

  6. 次に、LD_LIBRARY_PATHエントリの「アクション」の下にある鉛筆アイコンをクリックして、既存のLD_LIBRARY_PATH環境変数を編集します。

  7. ODBC Driver for Teradataのlibパスを既存のLD_LIBRARY_PATH値に追加します(例: /opt/teradata/client/17.20/odbc_64/lib)

  8. 「発行」をクリックして変数を更新し、変更を有効にするためにサービス・マネージャの「デプロイメント」ペインからデプロイメントを再起動します。

  9. ODBCINI環境変数に設定したディレクトリで、odbc.iniファイルを作成し、このファイルにTeradataデータベース接続を追加します(次の最低限の情報と例を使用してください)。使用可能な接続オプションの詳細は、ODBC Driver for Teradataユーザー・ガイドを参照してください。

    odbc.iniファイルの例

  10. odbc.iniファイルを保存して閉じます。

複数の接続の回避

デフォルトでは、Replicatプロセスによって、カタログの問合せ用に新しい接続が作成されます。DBOPTIONSパラメータとNOCATALOGCONNECTオプションを併用することで、この余分な接続を回避できます。