統合モードから非統合モードへReplicatの切替え

Oracleのみに有効です。OracleデータベースのReplicatモードの詳細は、「統合Replicatについて」を参照してください。

統合モードから非統合モードにReplicatをいつでも切り替えることができます。この切替えにより、ターゲット・データベースからReplicatグループが自動的に登録解除され、インバウンド・サーバーが削除されます。

ノート:

Extractが失敗からリカバリした直後、またはトランザクション・ログで別の場所に再配置された直後に、Replicatモード間の切替えが発生しないように構成してください。

  1. Oracle GoldenGate作業ディレクトリをバックアップします。
  2. Oracle GoldenGateプロセスは現在の構成で実行を継続しますが、現在の変更アクティビティに対応するために、Replicatパラメータ・ファイルを新しい名前にコピーします。
  3. 非統合Replicatモードでビジネス・アプリケーションをサポートするために、Replicatユーザーに適切な権限を付与し、必要な構成ステップを実行します。
  4. システム・ユーザーとしてOracle GoldenGateデプロイメントに接続します。
  5. 管理クライアントからターゲット・データベースにログインします。
    DBLOGIN USERIDALIAS alias

    ここで、aliasは、Oracle Database 23aiでOracle GoldenGate 23aiを使用するときに必要なユーザー・ロール、およびOracle GoldenGate 21cを使用するときにOracleのdbms_goldengate_auth.grant_admin_privilegeプロシージャで付与される権限を持つ資格証明ストア内のユーザーの別名です。詳細は、「Oracle Database 23ai以降でのユーザー権限の付与」および「Oracle Database 21c以前のユーザー権限の付与」を参照してください

  6. 非統合Replicat用のターゲット・データベースにチェックポイント表を作成し、そのリカバリ・チェックポイントを格納します。チェックポイント表がこのReplicatグループに以前に関連付けられていて、まだ存在する場合は、このステップを省略できます。チェックポイント表を使用するためのオプションの詳細は、「チェックポイント表の追加」を参照してください。
    ADD CHECKPOINTTABLE [container.]table
  7. Replicatを停止します。
    STOP REPLICAT group
  8. Replicatを非統合モードに変更します。CHECKPOINTTABLE引数に、このReplicatグループに対して作成したチェックポイント表を指定します。
    ALTER REPLICAT group, NONINTEGRATED, CHECKPOINTTABLE [container.]table
  9. 古いパラメータ・ファイルを新しいパラメータ・ファイルで、同じ名前のまま置き換えます。
  10. Replicatを起動します。
    START REPLICAT group

    このコマンドを発行した後で、スイッチオーバーを完了できるように、ソース・データベースにいくつかのアクティビティが存在するまで待機します。(Replicatは、「統合モードからの切替え」のステータスを削除する前に内部の高基準値を超えるまで待機します。)

  11. Replicatが非統合モードに切り替えられたことを確認します。
    INFO REPLICAT group