アクティブ-アクティブ構成を使用した双方向レプリケーション

Oracle GoldenGateを使用して、地理的な距離の制約を受けることなく、アプリケーションをアクティブにサポートする2つ以上のデータベース間でデータを双方向移動できます。


アクティブ-アクティブ構成での双方向データ・レプリケーション

アクティブ-アクティブ・ソリューションを使用すると、ライブ・アプリケーションをサポートする2つ以上のアクティブ・データベースで、データの更新および変更(「書込み」アクティビティ)を実行できます。Oracle GoldenGateは、2つのアクティブ・データベース間で論理レベルでのデータ・レプリケーションを実行することでデータベースの同期を維持し、ロード分散によってシステムのパフォーマンスを向上させます。1つのシステムが停止しても、もう1つのアクティブなシステムが動作を継続するため、エンド・ユーザーの停止時間は発生しません。

Oracle GoldenGateが非同期ソリューションであることを考慮すると、2つ以上のデータベースで同じ行が(ほぼ)同時に変更された場合でもデータの正確性を確保できるよう競合管理が必要になります。Oracle GoldenGateには、競合を検出して解決する機能があります。目的の実装に応じた、様々なアクティブ-アクティブ・シナリオがサポートされます。Oracle GoldenGateでは、高可用性プロジェクトおよびゼロ・ダウンタイムのアップグレードおよび移行プロジェクトの両方に対して、これらのアクティブ-アクティブ・ソリューションが用意されています。

アクティブ-アクティブ・データ・レプリケーションを設定する自動化スクリプトのサンプルについては、「アクティブ-アクティブ構成を使用した双方向レプリケーション」を参照してください。

テスト環境を設定し、これらの自動化スクリプトを使用するには、Oracle GoldenGate 23aiによる様々なトポロジの設計も参照してください。