ブロードキャスト
データ分散構成は、1対多構成です。Oracle GoldenGateでは、ソース・データベースから任意の数のターゲット・システムへの同期がサポートされます。Oracle GoldenGateは同種間あるいは異種間のデータ転送をサポートします。構成内のいずれのシステム上でもフィルタリングや変換が可能なためです(ただし、サポート内容はデータベース・プラットフォームごとに異なります)。

ブロードキャスト・トポロジには、レポートのオフロード、データ・ウェアハウスへのレプリケーション、より低いレベルの環境へのデータの送信など、単方向のユース・ケースが混在する場合があります。ほとんどの場合、管理者は、複数の証跡ファイルに書き込む単一のExtractプロセスを構成します。ターゲット・データベースごとに1つの証跡ファイルが使用されます。これによりソース・データベースのオーバーヘッドが削減され、各ターゲット・プラットフォームで必要なデータのみを受信できるようになります。
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1つの証跡ファイルを使用して、複数の宛先にレプリケートします。
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複数の分散パスを構成し、証跡データをフィルタリング・オプションを使用して送信し、どの表を特定の宛先にレプリケートするかを指定します。
次の図はこの構成を示したものです。ソース・デプロイメントdepl_eastが、DISTPATHSを使用して3つの異なるデプロイメントに証跡データを送信しています:

次は、Extractパラメータ・ファイルです:
EXTRACT exte
USERIDALIAS ggeast
STATOPTIONS REPORTFETCH
EXTTRAIL ea
TRANLOGOPTIONS INTEGRATEDPARAMS (max_sga_size 512)
LOGALLSUPCOLS
UPDATERECORDFORMAT COMPACT
TABLE hr.EMPLOYEES;
TABLE hr.REGION;
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次の図は、depl_eastデプロイメント用のDISTPATHであるdpeを追加する様子を示しています。

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次の画面は、Extract、証跡、ソースURIなど、ソース側に設定するオプションを示しています。このステップでは、ソースExtract証跡ファイルを構成します。

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次の画面は、ターゲット・データベースの構成を示しています。この段階で、証跡ファイルをレプリケートする宛先を指定できます。別のDISTPATHを作成する場合は、別のターゲットURIを指定すると、その宛先へのレプリケーションが可能になります。

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次のステップでは、レプリケーションのフィルタリング・ルールを設定できます。そのため、フィルタリング・ルールを指定して、各ターゲットURIにレプリケートする表、列、値を選択できます。

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次の画面では、自動起動/自動起動オプションを設定し、DISTPATHを作成できます。
