単方向レプリケーション環境でのライブ・レポート

Oracle GoldenGateは同種間および異種間のデータ転送をサポートします。構成内のいずれかまたは両方のシステム上でフィルタリングや変換が可能なためです(サポート内容はデータベース・プラットフォームごとに異なります)。Oracle GoldenGateでは、様々なレポート・トポロジが用意されており、スケーラビリティ、可用性およびパフォーマンスに対するユーザー要件に基づいて各プロセスの構成をカスタマイズできます。

レポート構成を選択する際のガイドラインを次に示します:

  • セカンダリ・データベースを使用してレポートを実行することをお薦めします。これは、アプリケーション・データベースの負荷を軽減し、レプリケートされたデータベースでより多くのリソースを使用できるようにするためです。Oracle GoldenGateを使用してレポートをセカンダリ・データベースにオフロードするもう1つの利点は、セカンダリ・データベースをそれらのレポート専用に最適化できることです。

  • 追加の索引の作成、マテリアライズド・ビューを使用した共通結合の置換、変更された記憶域パラメータの使用、その他のデータベース・ツールを使用した最適な速度でのレポートの実行。

  • Oracle GoldenGate変換ルーチンを使用して、データの構造をフラット化または変更し、レポート・サーバーのパフォーマンスを向上させることができます。この方法はデータ・ファブリック・アーキテクチャで一般的になっており、元のトランザクション・データを従来/レガシーのデータベースのみに配置しながら、リアルタイム・データを様々なオープンソース・データウェアハウス・ソリューションで消費できるようにします。レポートを生成するための追加データベースの使用の詳細は、「統合」を参照してください。


Microservices Architectureで標準レポート構成を作成するための構成要素

Oracle GoldenGateのレポートおよび分析機能をテストするには、このシナリオ用の「レポート」のサンプル・スクリプトを参照してください。