システム、データベースおよびアプリケーションのゼロ・ダウンタイムのアップグレードと移行
ゼロ・ダウンタイム操作は、アップグレード、移行およびフォールバック戦略の停止時間を排除するために使用されます。これには、PostgreSQLからOracleへの移行、クラウド環境へのデータベースの移行、クラウド・ベンダー間でのデータベースの移行、オペレーティング・システム間の移行など、あるデータベース・テクノロジから別のデータベース・テクノロジへのデータベースの移行が含まれます。これと同じレプリケーション・パターンを使用して、アップグレード時に発生する停止時間を排除または最小化することもできます。これにはデータベース構造の変更を要するアプリケーションのアップグレードや、データベースおよびオペレーティング・システムのアップグレードおよびパッチ適用が含まれます。
Oracle GoldenGateの適応性と柔軟性により、異なるデータベース間、データベース・バージョン間、オペレーティング・システム間および異なる構造を持つ表間でもレプリケートできます。Oracle GoldenGateを使用したゼロ・ダウンタイムの移行およびアップグレードの多くは単方向で構成されますが、双方向で構成されている場合もあります。データ損失を防ぐため、新しい環境から古い環境へのフェイルバック・レプリケーション・ストリームを設定することをお薦めします。新しい環境に問題がある場合、データベース管理者およびOracle GoldenGate管理者は、データを失うことなくユーザーを古い環境に戻すことができます。これは、新しい環境から古いデータベースへの逆向きレプリケーション・ストリームを構成することで実現できます。これについては、「ライブ・スタンバイ・データベースを使用した双方向レプリケーション」を参照してください。
「論理データベース移行のベスト・プラクティス」を参照してください。
詳細は、Oracle GoldenGateを使用した移行についても参照してください。