3 機能拡張

この項では、このリリースのOracle GoldenGateで使用可能な機能拡張について説明します。

リリース23ai (23.7) - 2025年1月

バグ37090212: PostgreSQL - ネイティブ・ドライバでのSSLサポートの追加

Oracle GoldenGate for PostgreSQLが拡張され、ネイティブ・ドライバでのSSLサポートが提供されます。

PostgreSQLバージョン17のサポートの追加

Oracle GoldenGateは、PostgreSQLバージョン17をサポートしています。

リリース23ai - 2024年5月

Oracle GoldenGate Configuration Assistant (OGGCA)に新機能を追加

Oracle GoldenGate 23aiでは、ユーザー・エクスペリエンスを向上させるために次の新機能が追加されました。
  • OGGCAは、サービス・マネージャおよびデプロイメントに対して次の機能を構成できるように拡張されています。

    • デプロイメントおよびサービス・マネージャに対するStatsDサーバーの有効化および構成

    • デプロイメントの構成サービスの有効化および構成

    • OGGCAからのセキュリティ構成の強化

  • デフォルトの環境変数は、OGG_HOMEおよびLD_LIBRARY_PATHに設定されています

  • 次の追加の構成オプションが提供されています。
    • 外部IDPプロバイダとの統合

    • 認証モードのカスタマイズ

    • レスポンス・ファイルのサンプル・テンプレートの可用性

キャッシュ・ファイルおよびBounded Recovery Persisted Data Files (PCDF)のユーザー・データの暗号化サポートを追加

Oracle GoldenGate 23aiは、キャッシュ・ファイルおよびBounded Recovery Persisted Data Files (PCDF)に含まれるユーザー・データの暗号化サポートを提供します。詳細は、「移動中のデータの保護」を参照してください。

アプリケーション継続性のためにパラレルReplicatの自動再接続のサポートを追加

アプリケーション継続性を維持するために、接続障害時のデータベースとのパラレルReplicatの自動再接続のサポートが追加されました。

OAuth/SSOをOCI Identity and Access Management (IAM)のアイデンティティ・ドメインと統合

OAuth/SSOとアイデンティティ・プロバイダ(IDP)の統合を改善および簡素化するために、次が追加されました。

  • 新規OAMプロファイル・タイプ

  • 機密アプリケーションを自動的に構成し、リダイレクトURIを自己登録するための認可プロファイルの検証および有効化

分散パスおよびターゲット開始パスの障害検出を改善

分散パスおよびターゲット開始パスのネットワーク障害検出プロセスを改善するために、WebSocketプロトコルおよび非同期受信スレッドが追加されました。

トークンベース認証を改善

Oracle GoldenGate 23aiでは、IDP対応デプロイメントのトークンベース認証がサポートされるようになりました。このために、トークン・アクセス・パラメータがCONNECTおよびADD CREDENTIALSコマンドに追加されました。また、INFO CREDENTIALSコマンドが更新され、トークン関連情報が表示されます。詳細は、「CONNECT」「ADD CREDENTIALS」および「INFO CREDENTIALS」を参照してください。

パフォーマンス・モニタリングを改善

統合Extract、統合Replicatおよびパラレル統合Replicatに関連するパフォーマンスの問題を診断するために、パフォーマンス・データを取得するための統合診断REST APIが追加されました。これは、以前使用されていたレプリケーション・パフォーマンス・アドバイザ・ユーティリティ(UTLRPDAV)にかわるものです。

詳細は、「統合診断」を参照してください

自動競合検出および解決(ACDR)の機能を拡張

自動競合検出および解決により、次のタスクの機能が向上します。
  • ACDR関連の列がUNUSED列としてマークされているため、ACDRを表から完全に削除するか、ACDR列グループを削除すると、表への影響が少なくなります。列の削除は、後で決定できます。

  • Oracle Database 23ai以降では、ACDR関連の表に対するDBMS_REDEFINITIONの使用がサポートされています。DBMS_REDFINITIONパッケージを使用すると、未使用の列を削除したり、表を再編成する必要があるその他の目的に使用できます。

詳細は、「最新のタイムスタンプ競合検出および解決の構成」「オンライン再定義のサポート」「表からの競合検出および解決の削除」および「列グループの削除」の各トピックを参照してください。

証跡ファイルの暗号化でOracle Key Vault 21.8をサポート

Oracle GoldenGate 23aiでは、Oracle Key Vault 21.8での証跡ファイルの暗号化がサポートされています。Oracle GoldenGateでのOracle Key Vaultの使用を参照してください。