3.5 索引の管理

索引は、表およびクラスタに関連付けられたオプションの構造です。オブジェクト・ブラウザを使用して、索引を作成、表示または削除します。

表の1つ以上の列に索引を作成すると、その列のデータへのアクセスを高速化できます。

3.5.1 索引の作成

オブジェクト・ブラウザを使用して索引を作成します。

索引を作成するには:

  1. オブジェクト・ブラウザで、「データベース・オブジェクトの作成」メニューをクリックし、「索引」を選択します。

    ヒント:

    オブジェクト・ツリーから新しいオブジェクトを作成するには、オブジェクトを右クリックして「作成」オプションを選択します。

    索引の作成ウィザードが表示されます。

  2. 表 - 索引を作成する表を選択します。
  3. 索引のタイプ - 索引のタイプを指定します:
    • 標準 - 通常、NUMBERおよびVARCHARデータの索引付けに使用されます。
    • テキスト - 通常、CLOB列の索引付けに使用されます。
    • 空間 - 通常、SDO_GEOMETRY列の索引付けに使用されます。
  4. 索引名 - 索引の名前を入力します。名前は、Oracleのネーミング規則に従う必要があり、空白を含めたり、数字またはアンダースコアで開始することはできません。このフィールドには、選択した表名と索引のタイプに基づいてデフォルトで自動的に生成される名前が含まれています。
  5. 一意索引 - 一意索引にすることも、非一意索引にすることもできます。一意索引を使用すると、表の複数行のキー列に重複した値が入らないことが保証されます。非一意索引では、列の値にこのような制限はありません。
  6. 索引列1 - 索引の最初の位置にする列を指定します。「標準」索引を作成する場合は、最大4つの索引列を選択します。「テキスト」索引または「空間」索引を作成する場合は、1つの列のみを選択します。
  7. 「索引の作成」をクリックします。

3.5.2 索引の表示

オブジェクト・ツリーから索引を選択し、「オブジェクトの詳細」ビューのタブにアクセスします。

索引を参照するには:

  1. オブジェクト・ブラウザのオブジェクト・ツリーで、「索引」を展開し、表示する索引を選択します。
  2. 「オブジェクトの詳細」ビューが表示され、次のタブが表示されます:
    • オブジェクトの詳細 - 索引名、索引のタイプ、表の所有者、表名、表のタイプ、一意性、圧縮、接頭辞の長さ、表領域名、ステータス、最終分析および索引付きの列のリストを表示します。使用可能なアクションは次のとおりです:
      • 無効化
      • 削除
      • 再ビルド
      • リフレッシュ
    • 統計 - 行数、圧縮ステータス(有効化または無効化)、データの最終分析日など、現在のビューに関して収集された統計を表示します。使用可能なアクションは次のとおりです:
      • 統計の収集 - DBMS_STATSを使用して索引統計を収集するバックグラウンド・プロセスを実行します。「統計の収集」をクリックすると、「最終解析」列の値に「統計の収集が進行中です」が表示されます。

        「リフレッシュ」をクリックして、索引統計情報を取得します。バックグラウンド・プロセスが完了すると、「最終解析」列の値が更新されて統計情報が表示されます。

      • リフレッシュ - USER_INDEXESビューからすでに収集した問合せ統計情報をリフレッシュします。
    • DDL - この索引の再作成に必要なDDLを表示します。使用可能なアクションは次のとおりです:
      • ダウンロード
      • リフレッシュ

3.5.3 索引の削除

オブジェクト・ツリー・ペインから索引を選択して、「オブジェクトの詳細」タブの「削除」をクリックします。

索引を削除するには:

  1. オブジェクト・ブラウザのオブジェクト・ツリーで、「索引」を展開し、表示する索引を選択します。

    「オブジェクトの詳細」ビューが表示されます。

  2. 「オブジェクトの詳細」タブで、「削除」をクリックします。
    1. 削除 - 詳細を確認します。
    2. SQL - 順序を削除するために生成されたSQLを表示します。表示されたSQLをコピーするには、「コピー」アイコンをクリックします。
    3. 選択を確定するには、「削除」を再度クリックします。