マテリアライズド・ビューの管理

3.13 マテリアライズド・ビューの管理

マテリアライズド・ビューは、スキーマ・オブジェクトとして事前に格納またはマテリアライズされている問合せ結果です。オブジェクト・ブラウザを使用して、マテリアライズド・ビューを表示または削除します。

マテリアライズド・ビューは、データを集計、計算、レプリケートおよび分配します。マテリアライズド・ビューは、レプリケーションのマスター表およびデータ・ウェアハウスのファクト表として使用されることもよくあります。記憶域を占有せず、データが含まれない通常のビューと異なり、マテリアライズド・ビューには、1つ以上の実表またはビューに対する問合せの結果生成される行が含まれます。マテリアライズド・ビューはその実表と同じデータベースまたは別のデータベースに格納できます。

マテリアライズド・ビューは、パフォーマンス向上のためによく使用されます。特にソースがデータベース・リンクを使用している表またはビューであるデータを、ローカルに格納する場合に使用されます。同様に、大規模な計算または要約がある場合、特にデータ・セットが非常に大きい場合に、ビューのかわりにマテリアライズド・ビューがよく使用されます。マテリアライズド・ビューは指定した間隔でリフレッシュされます。これは、データが必ずしも最新ではないことを意味していますが、マテリアライズド・ビューに対する問合せは前述の例については非常に高速になります。

マテリアライズド・ビューの参照
オブジェクト・ツリーからマテリアライズド・ビューを選択し、「オブジェクトの詳細」ビューのタブにアクセスします。
マテリアライズド・ビューの削除
オブジェクト・ツリーからマテリアライズド・ビューを選択して、「削除」をクリックします。

3.13.1 マテリアライズド・ビューの参照

オブジェクト・ツリーからマテリアライズド・ビューを選択し、「オブジェクトの詳細」ビューのタブにアクセスします。

マテリアライズド・ビューを参照するには:

オブジェクト・ブラウザのオブジェクト・ツリーで、「マテリアライズド・ビュー」を展開し、マテリアライズド・ビューを選択します。
「オブジェクトの詳細」ビューが表示され、次のタブが表示されます:
- 列 - 列名、データ型、NULL値可能フラグ、デフォルト値、主キー、コメントなど、現在のマテリアライズド・ビューの列を表示します。使用可能なアクションは次のとおりです:
  - コメント
  - 削除
  - リフレッシュ
- データ - 列内のデータを表示します。使用可能なアクションは次のとおりです:
  - 列 - 表示する列を構成します。
  - フィルタ - 列、操作および値を選択してフィルタを作成します。
  - 行をカウント - 現在のビュー内の行数を表示します。
  - ダウンロード - XLSXファイルをダウンロードします。
  - リフレッシュ - 現在のビューをリフレッシュします。
- 詳細 - DBA_SNAPSHOTSに格納されているオブジェクトの詳細(更新可能かどうか、ステータスなど)を表示します。
- 権限付与 - 現在のビューに対する権限付与を表示します。これには、権限、権限受領者、付与可能者、権限付与者、オブジェクト名が含まれています。使用可能なアクションは次のとおりです:
  - 権限付与
  - 取消し
  - リフレッシュ
- 依存性 - このマテリアライズド・ビューを使用する(またはこれに依存する)オブジェクトのリストを表示します。使用可能なアクションは次のとおりです:
  - リフレッシュ
- DDL - マテリアライズド・ビューの再作成に必要なDDLを表示します。
  使用可能なアクションは次のとおりです:
  - ダウンロード - XLSXファイルをダウンロードします。
  - リフレッシュ - 現在のビューをリフレッシュします。

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3.13.2 マテリアライズド・ビューの削除

オブジェクト・ツリーからマテリアライズド・ビューを選択して、「削除」をクリックします。

マテリアライズド・ビューを削除するには:

オブジェクト・ブラウザのオブジェクト・ツリーで、「マテリアライズド・ビュー」を展開し、マテリアライズド・ビューを選択します。
「列」タブ、「削除」の順にクリックします。

「削除」ダイアログで次のようにします:
1. 削除 - 詳細を確認します。
2. SQL - データベース・リンクを削除するために生成されたSQLを表示します。表示されたSQLをコピーするには、「コピー」アイコンをクリックします。
3. 選択を確定するには、「削除」を再度クリックします。

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